ハムストリングスの解剖を図を用いて解説。ポイントは「二関節筋」

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ハムストリングスって聞いたことありませんかね?スポーツ好きの方なら聞いたことがあるかもしれませんね。

太ももにある大きな筋肉で、股関節と膝関節の安定に欠かせない大切な筋肉です。

 

スポーツ選手でいうと、陸上選手やプロ野球が痛めることがあります。と書くと語弊がありますが、

とにかくどのスポーツの選手も痛める可能性がありますし、ここを痛めるとけっこう長引きます。

 

医療従事者やトレーナーさんの中では、「ハム」や「ハムスト」と呼ばれています。

「ハム、いためた?」と聴かれても、決して「ハム、炒めた?」ではないですよ^^;

 

ハムストリングスは実は1つの筋肉ではありません。大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の3つ筋肉の総称です。

 

では1つずつみていきましょう。

 

目次

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二関節筋としてのハムストリングス

大腿二頭筋

大腿二頭筋は太ももの裏側にあり、ハムストリングスの外側を構成しています。

大腿二頭筋は「長頭」という長い筋肉と、「短頭」という短い筋肉があります。2つの頭があるので『二つの頭の筋』=『二頭筋』と呼ぶんですね。

 

大腿二頭筋についていつもご紹介している中島卓也先生の作った動画で概要をつかみやすいです。


引用) 理学療法士 PhysiTheraResearch

大腿二頭筋(長頭)

股関節痛み原因治療 大腿二頭筋(長頭)4.5

大腿二頭筋の長頭は、坐骨結節から起こり腓骨頭まで伸びています。

 

大腿二頭筋(短頭)

股関節痛み原因治療 大腿二頭筋(短頭)4.5

大腿二頭筋の短頭は大腿骨から始まって腓骨頭につきます。

長頭は股関節の伸展に作用し、短頭とともに膝関節を屈曲します。

 

半腱様筋

太ももの後ろ側にあるハムストリングスの内側を構成する筋肉の1つで、半膜様筋の表層にあります。

股関節痛み原因治療 半腱様筋4.5

坐骨結節から脛骨内側面まで伸びています。作用は股関節の伸展で、膝関節では屈曲に作用にします。

半膜様筋

半膜様筋は先ほどの半腱様筋の深層にあります。

股関節痛み原因治療 半膜様筋4.5

起始は坐骨結節で、停止が脛骨の内側顆となります。作用は半腱様筋と同じです。

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まとめ

ハムストリングスは太ももの後ろにある大変重要な筋肉です。なぜ重要かというと、股関節と膝関節の両方に関与するからです。

 

股関節と膝関節の両方に関与する(股関節と膝関節の両方をまたぐ)筋肉のことを二関節筋といいますが、股関節と膝関節でいうと、大腿直筋、縫工筋など他にもいくつかあります。

しかし、どちらにも大きく関与するということでは、ハムストリングスが一番です。

 

また太ももの筋肉でいうと、前面にある大腿四頭筋を鍛えることが多いですし、トレーニングジムなどでも、レッグエクステンションといって膝を伸ばす筋トレをしている人はよく見かけます。

でも太ももの裏をしっかり鍛えてる人ってあんまり見かけないです。

 

階段を登ったり、スクワットのような動作では、大腿四頭筋だけでなく、ハムストリングスも働く必要があります。

 

ハムストリングスも日常動作を考える上では重要ですよ。

ストレッチの方法についてはこちらで解説していますので、合わせてご覧ください。

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