大腿四頭筋の解剖とストレッチ方法をイラストと画像でご紹介

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膝痛治療のキーマンとなる大腿四頭筋。

今回は大腿四頭筋の解剖とストレッチ方法をご紹介します。

大腿四頭筋って聞いたことはありますか?太ももの前にある筋肉で、変形性膝関節症のリハビリではすごく重要な役割を果たします。

 

こちらのブログでは大腿四頭筋のうち、大腿直筋を詳しく取り上げたことがありますので、復習がてら参考に載せておきます。

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今回はこの大腿直筋を含む大腿四頭筋の解剖と、ストレッチ方法をご紹介します。

注意点も合わせてご紹介しますので、間違わないように気をつけて行いましょう。

 

目次

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大腿四頭筋の解剖

大腿四頭筋は大腿(太もも)部にある4つの頭の筋肉のことです。4つの頭とは、大腿直筋、外側広筋、内側広筋、中間広筋の4つを指します。

まずイラストでおおよそのイメージをつかみましょう。

 

まずはいつものように全身のイラスト(正面像)です。

大腿四頭筋の解剖イラスト画像1

大腿部をアップにしてみましょう。

大腿四頭筋の解剖イラスト画像2

分かりにくいので、大腿四頭筋のみ表示します。

大腿四頭筋の解剖イラスト画像3

真ん中に見えているのが大腿直筋、外側にあるのが外側広筋、内側に見えるのが内側広筋になります。

中間広筋は大腿直筋をめくったその深層にあります。こちらが次の画像が大腿直筋をめくったもので、真ん中に見えるのが中間広筋です。

大腿四頭筋の解剖イラスト画像4

なんとなくイメージはつかめたでしょうか。

 

大腿直筋は下前腸骨棘と寛骨臼の上縁を、外側広筋と内側広筋、中間広筋は大腿骨体をそれぞれ起始とし、これらの4つの筋肉の腱が集まって膝蓋骨に付着します。

付着した腱そのまま膝蓋靭帯として下方に続き、脛骨粗面で停止します。

 

大腿四頭筋の主な作用(仕事)は膝関節の伸展です。

ただし大腿四頭筋のうち大腿直筋だけは股関節と膝関節をまたぐ二関節筋なので、股関節屈曲の補助筋としても働きます。

 

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大腿四頭筋のストレッチの実際

では大腿四頭筋のストレッチ方法をご紹介していきます。30秒を目安に行ってください。

 

ベッド上で行う方法

下の写真のようにベッドで座って後方に手をつき、片方の膝だけ曲げます。

大腿四頭筋ストレッチ画像イラスト

大腿四頭筋が硬い人はこの状態でもストレッチがかかりますので、この姿勢をキープしましょう。

 

伸張感が足りない方は上半身を後ろに倒して寝転びましょう。

大腿四頭筋ストレッチ画像イラスト2

これで太ももの前がかなり張ると思います。

 

立って行う方法

立った状態で、片膝だけベッドや椅子に置いて、膝を曲げるように手で引っ張ります。

大腿四頭筋ストレッチ画像イラスト4

ただし寝て行うよりも伸張感は弱いです。

 

注意点

これはよく見かけるのですが、上半身を倒して伸ばそうとすると腰が浮いてしまいます。

大腿四頭筋ストレッチ画像イラスト3

こうなると大腿四頭筋の伸張感は得にくくなりますので、腰は床につけるようにしてください。

 

あと寝て行うにしろ、立って行うにしろ、大腿四頭筋をストレッチしようとすると、膝関節を屈曲する必要があります。しかもけっこうな角度。

膝関節が曲がりにくい人や痛みがある人は無理に行わないようにしてください。

 

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まとめ

大腿四頭筋の解剖とストレッチ方法について詳しくご紹介してきました。

大腿四頭筋に問題があると膝関節だけでなく股関節にも影響し、立位や歩行も変わってきます。

一度お試しあれ。

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