両側人工股関節置換術後のリハビリについて

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股関節手術を経験されている方の中には、両側を人工股関節置換術にされている方もいらっしゃると思います。

今回は、両側の人工股関節置換術をされている方からご質問が届きましたのでお答していきます。

両側人工股関節置換術後のリハビリについて1

股関節に痛みを抱えている方の中には、生まれつきや小さい頃から両側の股関節になんらかのトラブルを抱えている方がいます。

また最初は片方の股関節に痛みあったものの、痛みをかばっているうちに逆側も痛くなったという方も多いです。

今回は両側の人工股関節置換術の手術をされている方からお悩みが届きましたのでご紹介します。


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内転筋の痛みの原因は?

いただいたご質問はこちらです。

題名:両側人工股関節置換術後のリハビリについて

性別:女性

年齢:60代

診断名:人工股関節置換術後

メッセージ本文:
こんなサイトを立ち上げて下さっていて、有難うございます。

9か月前に右人工股関節置換術。左股関節は20年前に自骨で骨切り術をしたですがまた痛み出し、4か月前に人工股関節置換術を受けました。

術後のリハビリで、理学療法士の先生に帰宅後のリハビリを教えていただきましたが、膝痛が出てきたことと、自骨術後角度の出なかった左脚を何とか今回はしっかりと動きよくしたいと思い整骨院に通い始めました。

おかげさまで膝痛はなく(O脚のため膝関節方向がひねれています)、開きや屈曲角度(右120度、左110度)も術後を維持しています。

今回、左鼠径部に痛みが出て、今日整形外科外来とリハビリ科を受診しました。

心配していた股関節ではなく内転筋のあちこち広範囲が(縫工筋や恥骨筋)傷付いているので、痛みの出る動きをしないこと、自転車は乗らないなどで、快癒を待ちましょう、とのことでした。

それで帰宅して内転筋を調べて、このサイトがヒットしました。

動画も見せていただいて、私の大雑把なリハビリでほんとにいいのかなぁと思いました。先生に診ていただいて少しでも良くなりたいと思ったのですが、施術を受けることはできますか?

また、私のような場合に、どんなリハビリがよいと思われるか、ご意見を伺いたく存じます。どうぞ宜しくお願いします。

現在、1日6時間の軽い立ち仕事を週3日、10分の自転車通勤(しばらくは車通勤となりますが)、1日4000歩程度の歩数を目標にしています。毎日15分程度の筋トレとストレッチをしています。

こちらのご質問に対する私の回答が以下です。

はじめまして。お問い合わせいただきまして、ありがとうございます。両脚ともにTHAをされているのですね。気になる点を中心にご回答します。

内転筋のあちこち広範囲が(縫工筋や恥骨筋)傷付いているということですね。

どのような診察が行われたかはわかりませんが、こちらの診断が合っているのであれば、なぜこのような症状が起こったのかを考えるべきでしょう。たまたまなのか、それとも動きの中の蓄積なのか。

お仕事もけっこう長い時間されているようですので、そのあたりも含めて考えていく必要があるのではないでしょうか。

あと歩数は4000歩でいいと思うのですが、内容によります。良い歩き方ならいいのですが、悪い歩き方をしていたら1000歩でもダメということになります。

ただ歩行を考える前に、立位が適切かどうかをまず考える必要があるので、こちらの方の場合、立位から見なおしていく必要があります。

立位姿勢のポイントはこちらに書いていますので参考にしてください。

参照) 身体の軸を決めれば姿勢と歩行は変わり負担は減る

両方の内くるぶしの下で体重を受けるのが理想です。そのときに障害となる筋肉の硬さ、関節の動きにくさがあればストレッチなどで取り除いていくことになります。

申し訳ないのですが、実際に拝見しておりませんのでどのような運動が良いかアドバイスすることはできません。

現在は不定期で施術をしているのですが、患者さんの枠が埋まっていて新規の方を
お受けすることができない状態です。

新しく受け付ける場合は、ブログでアップしますので、もしご都合が合えばお申込みください。

以上、簡単ではございますが、ご回答申し上げます。

失礼致します。

この回答に対して、以下のようなご返信をいただきました。

◯◯と申します。

國津先生、早速に誠実な返信をいただきまして、心から感謝いたします。治療はブログにて空きを発信とのこと、了解いたしました。

私は△△県在住で、大阪は不案内ではありますが、折角、良くして頂いた股関節を、大事に使っていきたいと切望しておりますので、是非、見ていただきたいと思っています。

医師から術後1年が勝負とも言われていますので、特に可動域について気にしています。右足は昨年9月の手術ですので、う~ん、診察していただくのに間に合うのか?とも思いながら出来る範囲で頑張ってみます。

教えて頂いたように、右内転筋は、筋トレよりむしろストレッチの疲労蓄積のようにも思います。また、左腿上部、ソケイ部下あたりの筋肉のこわばりも、もしかして、疲労の蓄積かもしれないと思いました。

何しろ痛みで、ちょっとそこまでも車を使い、エレベーターを使い、筋トレも痛くて出来ないという生活が長かったのです。さらに筋肉のおちているところに、術後急に、自転車・徒歩・筋トレ・ストレッチという生活ですから、行き過ぎだったのかもしれません。

くるぶしの下あたりに体重をもってきて歩く、体幹の軸をしっかりなど、先生の教えてくださっている記事を参考にして、意識して頑張ってみようと思います。

治療に空きが出来て、お申込み出来る日を楽しみにします。

インターネットで、たくさんの情報を有難うございます。いっときにざーっと見ましたので、明日から丁寧に勉強させていただきます。

心から、感謝して。

まとめ

両側の人工股関節置換術をされている方からのご質問にお答えしました。

片側だけを手術している場合でも、両側を手術している場合でも、結局やることは同じで、立位姿勢から見直して歩行につなげていくことです。

特に今回挙げられていた内転筋は良い姿勢には必要だと思いますので、しっかり意識してみてくださいね。


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