股関節における二関節筋のまとめ

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ヒトの身体には二関節筋と呼ばれる姿勢や動作にとても影響している筋肉があります。

二関節筋というのは、「起始と停止の間に2つの関節をまたぐ筋肉」のことをいいます。

起始と停止については以前ブログで簡単に説明しておりますので、そちらをご覧ください。

参考:伸び縮み

それとは別に1つの筋肉だけまたぐものを単関節筋といいます。以前紹介した大殿筋や中殿筋、小殿筋はその例です。

参考:殿筋(大殿筋、中殿筋、小殿筋)

ちなみに3関節筋という呼び名はありませんが、深指屈筋、浅指屈筋など手指や足指の動きに関するものは3つ、4つの関節をまたぐものもあります。


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 下肢の二関節筋とその役割

二関節筋は上肢(腕)ではポパイでお馴染み力こぶと称される上腕二頭筋、女性がよく振袖といっている上腕の裏側にある上腕三頭筋などです。

下肢ではハムストリングス、大腿直筋、腓腹筋などがあります。

多くの二関節筋は遠位の関節の運動に主に関与します。どういうことかと言うと、大腿直筋を例にあげて説明します。

大腿直筋の場合は股関節の屈曲と膝関節の伸展に作用します。

参考:股関節前面にある大腿直筋と縫工筋

大腿直筋

でも股関節の屈曲と膝関節の伸展両方に働くのは大変です。

ですから大腿直筋の場合、遠位(頭から遠い位置)にある膝関節の伸展に主に働くのです。

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二関節筋まとめ

では二関節筋がどんなものか理解したところで、大腿直筋以外の股関節に関わる二関節筋を御紹介します。

縫工筋

縫工筋

縫工筋は股関節の外側から大腿前面をクロスするように走行し膝関節の内側につきます。

股関節の強力ではないですが、股関節の屈曲、外転、外旋に作用し、膝の回旋に少しだけ作用します。

縫工筋は遠位の膝関節ではなく、股関節に作用します。

ハムストリングス

ハムストリングス

太ももの後面になるハムストリングスです。

ハムストリングスは大腿二頭筋(長頭と短頭)、半腱様筋、半膜様筋の3つの筋肉の総称です。

股関節の伸展にも作用しますが、ハムストリングスは膝関節屈曲の主動作筋です。

薄筋

大腿の内転筋である薄筋も股関節と膝関節をまたぎますが、薄筋は膝関節の運動にはほとんど作用しません。

薄筋

まとめ

二関節筋は姿勢や歩行に関わるものも多くあります。

また2つの関節に関与するだけではなく、姿勢や歩行、また脚が地面についているとき、ついていないときで、作用の仕方がころころ変わります。

その作用の切り替えに股関節も対応していく必要がありますので、筋肉を意識した(最終的には意識しない方がいいのですが)動作の習得を目指しましょう。

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