股関節治療の名医はあなた次第!その意味は?

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股関節治療には名医がいます。しかもそれはあなたの身近にいます。

楽しみなテーマで始まりましたが、結論から申し上げるとそれは自分です。具体的な股関節専門医の名前を期待していた方、申し訳ございません。でも本当にそうなんです。

これは保存療法の場合でも、人工股関節置換術後でも一緒です。

その理由を2つの角度からお伝えします。

 

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どんな治療で良くなるのかは分からない

少し前になりますが、ある患者さんと話していたとき、膝の治療についての話題になりました。

その患者さんが以前膝が痛くて接骨院に行ったとき、膝を温めただけで痛みが劇的に改善したそうです。

 

温めたということはおそらくホットパックをしただけだと思うのですが、それが痛みを無くしてくれました。

まあどういう理由でホットパックで治ったかは、そのときの状態が分からないのでなんともいいようがないのですが、ホットパックなので膝関節の器質的なものが変わったり、筋力が改善したり、歩行や立位がよくなったことによるものではなさそうです。

 

ただこの方はその時以来、ホットパックを何でも治す神具のように崇めています。

「いやいや、そんな大したもんじゃないですよ」と言っても信じてもらえません。

 

こういう話はよくありますよね。

 

この方はホットパックでしたが、電気治療器や湿布薬で痛みが改善すれば、それがあたかも膝関節全てを改善してくれたかのように感じて、それ以降もその神話を信じます。

信じること自体は悪くはないと思うのですが、そのときはたまたま痛みを改善したかもしれませんが、次から効果があるかは分からないです。

 

ただ「信じる者は救われる」じゃないですが、一度神話として成り立った成功則は、思い込みの力によってその人を救い続けます。

それはそれである意味幸せなのかもしれませが、何を信じるかが名医のような治療に変わることもあるのです。

 

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自分を一番知るのは自分

ひとつ目よりこっちの方が大事です。要は自分で痛み何とかするために、できることは何でもするということです。

痛みを減らしたくない患者さんなんていないです。でも痛みのために努力できるかどうかは、人それぞれです。

 

たとえば以前こちらのブログでも書きましたが、食事にも細心の注意を払い、姿勢や歩行などの動作改善に前向きに取り組める人は変わりやすいと感じます。

逆に全く何も対策をせずに、「病院に行ってれば大丈夫だろ」と思っている人は症状が改善しない傾向にあります。

 

これは股関節の話ではありませんが、肺に病気をお持ちで酸素を吸っている患者さんが、病院の前でタバコをスパスパ吸っている光景を見たことがあります。

病院に来ているぐらいだから良くなりたいのでしょうが、肺には害となるタバコをスパスパ吸っているのを見ると、本当に改善したいのか疑問ですよね。

 

自分自身を一番知る名医は自分です。医師よりも理学療法士よりも、皆さんは自分の身体を良く知っています。

そういう意味では何か症状を改善させる突破口も見つけられるの可能性は、皆さんの方がお持ちだということです。

 

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まとめ

股関節治療の名医は誰かを考えてきました。

思い込みの話はひとつの例として聞いていただきたいのですが、自分の身体を一番知っているのは自分なのですから、皆さんにとっての名医はやはり皆さん自身です。

 

医師や理学療法士はあくまでそのお手伝いをしているだけですから、同じ方向を向いて治療していければ一番いいですね。

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