人体の骨の名称と数を解剖のイラストを用いて詳しく解説

人間にはどんな骨があるのでしょうか?今回は人の骨の名称を解剖図を見ながら学んでいきましょう。

これを読めば人体にどんな骨があるのかかなり理解できるようになりますので、最後までじっくり読んでください。

骸骨の骨格標本を見たことはありますか?昔の小学校は理科室に置いてあったので、見たことがある人は多いのではないでしょうか。

ただ頭蓋骨や骨盤くらいは分かっても、それ以外の骨の名称は知らない人も多いのではないでしょうか。

 

こちらのブログは股関節を中心にお伝えしていますので、骨盤や下肢の骨についてこれまでお伝えしてきましたが、上半身の骨についてあまり取り上げてきませんでした。

そこで今回は人間の全身の骨について見ていきます。せっかくの機会ですので、どんな骨があるのかしっかり覚えてくださいね。

 

人体の骨の全体像

まず全身の骨格はこんな感じになっています。

これは先ほど話していた理科室の骨格標本のままですね。

全身の概要を知るには理学療法士の中島先生の動画をご覧いただくと分かりやすいので、先にこちらをご覧ください。


引用)理学療法士による身体活動研究Blog

 

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人体の骨の数は?

では人体にはいくつの骨があるのでしょうか?実は赤ちゃんと成人では骨の数が違います。

赤ちゃんの頃は骨の成長が活発で、長くなったり、形を変えながら、人体の大きくなっていきます。大きくなる途中に、いくつかの骨がくっついたりして、赤ちゃんの頃には300個以上あった骨が成人すると206個になります

たとえば、赤ちゃんの頃には尾椎といって仙椎の下にある椎骨は、合わさって尾骨という骨になります。

では上半身と背骨、下半身に分けて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

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上半身の骨の解剖

 

まず頭の骨は頭蓋骨。これは分かるでしょう。

胸の前には胸骨(きょうこつ)という骨があります。胸骨は胸骨柄(きょうこつへい)、胸骨体(きょうこつたい)、剣状突起(けんじょうとっき)の3つからなり、剣状突起はいわゆる鳩尾(みぞおち)にあります。

 

胸骨の左右に伸びているのが鎖骨(さこつ)です。鎖骨美人という言葉あるのでどの骨か分かりやすいですかね。鎖骨は後面にある肩甲骨と胸骨をつないでいます。

 

上肢(腕)は肩から肘までが上腕骨(じょうわんこつ)、肘から手首までは橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)の2本からなります。橈骨は親指側、尺骨は小指側です。手首から先はややこしいのですが、手根骨(しゅこんこつ)と呼ばれる小さい骨の集合体があり、手根骨から中手骨(ちゅうしゅこつ)、基節骨(きせつこつ)、中節骨(ちゅうせつこつ)、末節骨(まっせつこつ)とつながります。

手根骨を拡大するとこんな感じ。

  • 豆状骨(とうじょうこつ)
  • 三角骨(さんかくこつ)
  • 月状骨(げつじょうこつ)
  • 舟状骨(しゅうじょうこつ)
  • 大菱形骨(だいりょうけいこつ)
  • 小菱形骨(しょうりょうけいこつ)
  • 有頭骨(ゆうとうこつ)
  • 有鈎骨(ゆうこうこつ)

 

背骨の解剖

背骨は解剖では脊椎(せきつい)と呼び、それぞれを椎骨(ついこつ)と呼びます。

脊椎は頚部、胸部、腰部に分かれ、頚部の椎骨は頚椎(けいつい、7個)、胸部の椎骨は胸椎(きょうつい、12個)、腰部の椎骨は腰椎(ようつい、5個)と呼ばれ、腰椎には仙骨(せんこつ)と尾骨(びこつ)が連なります。(仙骨は仙椎が合体したもので、尾骨は尾椎が合体したもの)

 

下半身の骨の解剖

骨盤は分かりますね。骨盤から大腿骨につながり、膝関節を介して、下腿の脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)につながっていきます。膝の前には「お皿」として有名な膝蓋骨(しつがいこつ)があいます。

 

脛骨はすねの骨、腓骨は外側にある骨です。脛骨はいわゆる「弁慶の泣き所」ってやつですね。

脛骨と腓骨については以前こちらのブログで詳しく書いていますので、分からない方はそちらをご覧ください。

脛骨と腓骨の解剖をイラストで分かりやすく解説します

 

足関節は脛骨・腓骨と距骨(きょこつ)で構成されています。

足部には足根骨(そっこんこつ)という小さい骨の集合体があり、中足骨、基節骨、中節骨、末節骨へとつながっていきます。これは手と一緒ですね。

足根骨を拡大するとこんな感じ。

  • 距骨(きょこつ)
  • 踵骨(しょうこつ)
  • 舟状骨(しゅうじょうこつ)
  • 立方骨(りっぽうこつ)
  • 外側楔状骨(がいそくけつじょうこつ)
  • 中間楔状骨(ちゅうかんけつじょうこつ)
  • 内側楔状骨(ないそくけつじょうこつ)

鋭い人ならお気づきだと思いますが、舟状骨は手にもありましたね。

ちなみに趾は音読みでは「し」と読みますが、訓読みでは「あし」と読みます。趾という漢字が使われていたら足の指のことを意味します。

 

まとめ

人の骨の名称を解剖のイラストで解説してきました。

今回ご紹介したのは、人間の骨の主なパーツになりますが、これくらい知っておけば医療のニュースや話は理解できると思います。

プロ野球で「デッドボールで右尺骨を骨折しました」と書いていても、もうどこか調べなくてもいいですね。

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