股関節の痛みは手術で治らない!? 手術経験者が語る真相

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どうにかしたい股関節の痛みを抱えていると、医師からは手術をすすめられますが、手術をすれば本当に痛みがとれるのか、それを心配する声は多く聞かれます。

股関節痛は手術で治らない!手術経験者が語る真相

先日ある新聞に股関節の痛みについて整形外科医が語っていました。

変形性股関節症の説明や手術の方法など、短い寄稿なのであたり触りのないことが多かったのですが、その中で2つ気になることがありました。


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股関節治療における正しくない常識

一般的な診察では必ずいわれる筋トレなのですが、痛みが強い方に筋トレをしてもらうと逆効果の場合があります。

知ってか知らずか、保存療法の方にも、手術後の方にも、医師は筋トレすることをすすめます。

股関節の痛みと筋トレの関係については以前こちらでお伝えしましたので、まだ読まれたことがない方は、まずこちらを読んでください。

参照) 股関節の筋トレで股関節痛は治る?治らない?

簡単に説明すると股関節に痛みがある場合、筋肉も無傷ではなく、なんらかの症状を抱えているのです。

股関節の症状で考えるとわかりにくいのですが、これを私たちの生活に例えるとわかりやすいです。

私たちの生活に置き換えると?
私たちが病気やケガをしているとき、激しいトレーニングをするでしょうか。

「発熱を治すにはランニングだ!」

といって外を走っていたらそれこそ症状は悪化します。

股関節周囲の筋肉に炎症があり痛みが出現しているときに、筋トレをするのはこれと同じです。

筋トレをするだけで解決するわけではないことに、そろそろ医師も患者さんたちも気づくべきでしょう。


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根本治療は手術?

もうひとつ気になったのがこの言葉。根本を治療するには手術しかないと書かれていました。

手術が根本治療、果たしてそうなのでしょうか。イラスト

人工股関節置換術はたしかに股関節痛を改善するための大切な治療ですが、人工股関節置換術(THA)の場合、傷んだ寛骨臼と大腿骨頭を人工の骨に置き換えます。THAで新しくなるのは寛骨臼と大腿骨頭だけです。

手術はMISと呼ばれる、傷口を可能な限り小さくした最小侵襲手術で行われること増えましたが、それでも10cm近くの傷が残ります。

しかも傷は表面だけではなく、深層にまで達しているわけですから、手術後には筋肉は必ずダメージを受けています。


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修理は一部だけすれば万全なのか

人工股関節置換術の話だとイメージしにくいので、こちらも私たちの身の周りにあるものを修理するときのことを考えてみましょう。

たとえば車。

車を乗っているといろいろなメンテナンスが必要です。わかりやすいところではタイヤが磨り減ったらタイヤを交換しますし、バッテリーがあがったら充電するか新しいものに交換します。

車が正常に機能しない原因は、タイヤにあるかもしれませんし、バッテリーにあるかもしれません。もちろんエンジンやクーラント系の障害など、いろんな原因が考えれれるのです。

股関節痛は手術で治らない 手術経験者が語る真相

もうひとつ、住宅を例にして考えてみましょう。

新築の一戸建てやマンションでも、何十年住み続ければメンテナンスが必要になります。

外壁が剥がれ落ちたり、水漏れがしたり、柱にシロアリがすみつくかもしれません。これらはひとつだけが起こるのではなく、たいていの場合は同時進行でいくつも起きているはずです。

それなのに水漏れだけを治したら、新築のような一戸建てやマンションに戻ったかといえば、そうではないですよね。水まわりを修理しても、外壁が新しくなるわけではありません。

股関節痛は手術で治らない 手術経験者が語る真相
股関節を手術するときは、関節部分だけを入れ替えるわけですから実はこれらと同じなのです。

手術経験者から届いた切実な想い

以前ブログを読まれている手術経験者からこのような質問が届きました。

はじめまして。私は50代の主婦です。

10年ほど前から股関節痛がひとくなり、3年前に人工股関節置換術を受けました。

手術前医師からは「手術をすれば痛みはとれます」と言われ手術を決断しました。

手術後は楽になった時期もありましたが、最近では手術前と同じか、それ以上に痛くなり、歩くことが億劫になってきました。

痛みをどうにかしたいと怖い手術を受けたのに、こんなにひどい痛みが続くなら、手術をしなければ良かったと後悔しています。

いまも受診にいって時々診察を受けますが、レントゲンをみて大丈夫の一辺倒。あと筋トレをしなさいと言うだけです。

医師には手術後のリスクや起こるべきことを、しっかり説明して欲しかったと不満もありますが、今となっては後の祭りです。

私のように股間せ打つの手術をしても痛みが続く方はいるのでしょうか。またその場合、どうすればよいのか、教えていただこうと思ってメールをさせていただきました。

何かアドバイスがございましたらよろしく御願いします。

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こちらの方のように手術をしても痛みがましにならない方はたくさんいます。

これは手術自体が悪かったというわけではなく、手術前にしっかり説明がなかったことや、手術後にリハビリを継続できないことよにより生み出されたものです。

人工股関節置換術は腹部や胸部の外科手術に比べると、感染のリスクも少なく、安全で効果的な手術だと思います。

ただしその後のリハビリがおろそかになったり、リハビリの方法を間違えると、効果的な手術ではなくなってしまいます。

そのあたりのリスクや術後の正しいリハビリまで、医師はしっかり説明してくれませんし、リハビリには疎い医師も多いのです。

まとめ

人工股関節置換術後にも痛みが続くというお話をお伝えしました。

筋トレで痛みが減るとか、手術をすれば絶対痛みがよくなるとか、それが正解ではなく、手術をして適切なリハビリを継続してこそそう言えるのです。

手術を決める前に、どんなリハビリが手術後も可能なのか、もう一度しっかり考えましょう。


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3件のコメント

  • カイト

    はじめまして。僕は39の男です。10年前にセカンドピニオンで訪れた病院の医師に先天性脱臼症で状態が良くないから骨切り施術を勧められ手術をしました。それまで小売り業で立ち仕事してたんですが、会社も僕が手術を決めたと同時倒産。その後は過去の経歴から事務職に着くことが出来ず再就職が思うようにいかず、立ち仕事のバイトという状態です。同じように悩んでる人はいるのでしょうか?

    • 股関節PT 國津秀治

      カイト様

      はじめまして。

      職業のことまで全く同じ人がいるかはわかりませんが、
      手術をして職業のことで悩んでいる方はいらっしゃるのではないでしょうか。

      • カイト

        返事、遅くなりました。ありがとうございます。周りのかたたちの理解得るの難しいですよね。