股関節手術後の入院期間は短かすぎない方がいい

スポンサーリンク

近年手術後の入院期間が短くなる傾向にありますが、「そんなに短くては大丈夫?」と不安になりませんか。

股関節手術後入院は短い方がいい?

先日ある患者さんとお話をしているときに、手術後のリハビリの話題となりました。

その方が心配されているのは『入院後の入院期間の短さ』です。


スポンサーリンク



入院期間はどんどん短くなっている

入院期間は短くなってきている

ご存知の方が多いと思いますので簡単にご説明すると、病院での手術後の入院期間はいぜんに比べるとかなり短くなってきています。

私が学生の頃には人工股関節置換術(THA)や人工膝関節置換術(TKA)を受けると、3週間から1ヶ月入院と習いました。

実際勤め始めた10年ちょっと前には、股関節や膝関節の手術をすると1ヶ月程度入院されていましたし、高齢者では2ヶ月程度入院されている方もいました。

この頃は回復期リハビリテーション病院(病棟)というのが少なかったので、私が勤めていた病院を含め、ひとつの病院で手術から退院までを受けもっていて、余計に入院期間が長くなっていたのかもしれません。

これは整形外科の領域に限った話ではなく、有名なものでは白内障の手術は日帰りで退院することが可能ですし、最近は鼠径ヘルニア(脱腸)の手術でも日帰りでできるという病院もあります。

私の父は自宅近くのある大病院で鼠径ヘルニアの手術をしましたが、自転車で行って翌日自転車で帰ってきましたので、「コンビニに買い物に行く感覚」と当時笑って話していたのを覚えています。

THAやTKA以外でも、アキレス腱断裂の手術や半月板損傷の内視鏡手術が日帰りになっていたりと、時代はどんどん進んでいます。


スポンサーリンク



入院期間が短い=手術がうまい?

手術成績と手術後の入院期間

話を元に戻すと、人工股関節置換術をすすめられている方が手術をする病院を選ぶときに、入院期間が短い病院の方が良い病院なのかと疑問に思ったそうです。

手術後1週間で退院できる病院と、手術後3週間入院する必要がある病院なら、前者の方が良い手術をしているように感じます。

でもこれは医療費削減の流れを受けて、アメリカなどで行われている入院期間圧縮の流れを受けたもので、3週間かかる病院の手術が良くないとは言えないと思います。

もちろん国の方針を順守して、入院期間を少しでも短くして医療費を削減しようとする病院の努力には敬意を払うべきです。

また実際に手術後の入院が短期間でも、杖を使わずに歩けるようになり、問題なく退院されている方もいらっしゃいますので、手術を含め医療レベルは高いのだと思います。

一方で、全員が全員問題なくその後過ごせているかというとそうでもなくて、手術後短期間で退院できることを売りにしている病院で手術を受けられた方が、後に歩きにくくなっている話もよく耳にします。

自分が手術する患者さんの側でも、身体的にも精神的にも手術からリカバリーできるレベルで家に帰りたいです。(周りの理学療法士でもこの意見が多い)

まとめ

手術後の入院期間についてお伝えしてきました。

手術をする病院を決める際には、手術後の入院期間は気になるところですが、入院期間はあくまでひとつの指標で、それ自体が手術のレベルを示すものではないと思います。

手術実績や自宅からのアクセス、先生の人柄、リハビリの状況などいくつもの要素を考慮して、しっかり検討するべきでしょう。

コチラの記事もおすすめです

lpバナー股関節