股関節の内転筋の解剖をイラストでわかりやすく解説

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今日は股関節の内転に関わる筋肉を一気にお伝えしようと思います。

内転とは股関節を閉じる運動を指しますが、リハビリにおいては脚を開く外転運動の方がクローズアップされることが多いです。

でも内転筋って意外と分厚くて、実は外転筋よりも大切なのでしっかり覚えてください。

内転に関わる筋肉として、今日ご紹介するのは、

  • 薄筋
  • 恥骨筋
  • 長内転筋
  • 短内転筋
  • 大内転筋

です。

重なり合っていて、なかなか区別はつきませんが、皆さんは治療者ではございませんので、「こんな筋肉があるんだ」ぐらい覚えていただければ十分です。

ではいってみましょう!


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薄筋

薄筋(はっきん)って聞きなれない筋肉ですけど、実は皆さんにもゆかりがあるんですよ。開脚ストレッチしようとしたときに、太ももの内側の表層でピンと硬くなる筋肉がありますよね。それが薄筋です。

hakkin

モデル私。汚い足ですみません^^; 指を指しているあたりにピンと張っている筋肉がありませんか?

イラストではこちらです。

股関節痛み原因治療 薄筋4.5

恥骨の恥骨下枝から起こって、脛骨体まで伸びています。

さきほどの写真のように、開脚ストレッチで「もうちょっと開いてくれたら・・」って思うときは、ここが問題になっていることが多いんので、しっかりイメージして伸ばしてくださいね。


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恥骨筋

恥骨筋はその名の通り、恥骨の恥骨櫛を起始として、大腿骨の恥骨筋線に停まります。

股関節痛み原因治療 恥骨筋4.5

スカルパ三角(大腿三角)といって、長内転筋と縫工筋、鼠径靭帯がつくる三角の中に位置します。

股関節痛をお持ちの方の多くは、内転筋に問題を抱えていることが多いのですが、恥骨筋はその中でも一番根元にあるので問題になることが多いです。


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長内転筋

長内転筋は恥骨から大腿骨の粗線についている筋肉で、先ほどの恥骨筋のやや遠いところにあります。

股関節痛み原因治療 長内転筋4.5

内転の他にも、屈曲と外旋の補助筋にもなります。

短内転筋

短内転筋は、恥骨筋と長内転筋の間にあるので、イメージしやすいかもしれませんね。起始は恥骨下枝で、停止は大腿骨の粗線です。

股関節痛み原因治療 短内転筋4.5

作用も長内転筋と同じです。

大内転筋

股関節に疾患を抱える患者さんにとって、とてもとても大切な内転筋群。その中でも一番大きくて、強い大内転筋はボスキャラ的な存在ですかね。

股関節痛み原因治療 大内転筋4.5

よく見ると、2つにわかれているのが分かりますか?

股関節痛み原因治療 大内転筋詳細4.5

内転部と膝腱部です。恥骨下枝、坐骨枝、坐骨結節から起こり、大腿骨の殿筋粗面と粗線、内転筋結節が停止となります。

少しややこしいのは内転部と膝腱部で支配している神経が違います。内転部=閉鎖神経、膝腱部=坐骨神経となっています。

内転筋に強く作用します。

まとめ

大内転筋をはじめ、これらの内転筋を合わせるとかなり太い筋肉の束になります。

股関節に症状を抱えていると、これらの内転筋が短縮して、カチコチになっている方が多くいらっしゃいます。

内転筋が短縮すると可動域制限の要因になるだけでなく、立位や歩行時に不良姿勢の原因にもなります。

特に重心を体の中心に寄せるためには、内転筋の活躍なくしては考えられません。

股関節治療の場合、外転筋ばかりに目がいきますが、内転筋も実は大きく関与していますよ。

内転や外転など、専門用語がでてきていますが、筋肉や関節についてもう少し詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。医療知識のない一般の方や、これから理学療法士を目指す方にオススメです。

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