股関節痛は初期対応が重要。妊婦の場合は他に考えるべきことも

スポンサーリンク

股関節の痛みは放っておくと、日常生活に支障をきたすこともあるため早めに対応していくことが肝心です。

後になればなるほど取り返しがつかないことになるかもしれませんよ。

股関節痛は初期対応が重要。妊婦の場合は他に考えるべきことも

歩き始めに股関節に違和感があっても、動いているうちに楽になれば、「まあそんなに気にすることはないか」と思います。

日本人って我慢することや耐えることが美学とされてきた歴史があり、痛くても大ごとにするのを嫌がるため、放っておく人が多いです。

これは痛みに限った話ではありません。風邪をひいて熱があっても「大事な要件があるから」と無理をして会社に行く人がいますよね。

あと脳卒中でも、初期症状(手足のしびれ、話しにくさ、運動麻痺など)を感じていたにも関わらず、「横になってゆっくりしていたら治る」と考えて、すぐに病院に受診しなかった人も多いです。

先ほどご紹介したように、股関節の痛みでも例外ではなく、重度な股関節症を患っている方でも、初期のころは「違和感」程度の症状しかなく、放置していた方もいらっしゃいます。

実際違和感があるくらいでは、そんなに重大な問題に発展するとは考えないと思いますし、まして「わざわざ病院に行くほどではない」と私でも考えるかもしれません。

そこで今回は、重度な股関節症につながる初期の違和感がどのようなものなのか、その特徴をご紹介していきます。

妊娠されている方の股関節の違和感は別に考えることもありますので、合わせてそちらもご紹介します。


スポンサーリンク



股関節の違和感ってどんな感じ?

事故などで大きな外力が加わった場合は別ですが、股関節は数年単位で徐々に悪化し、それに伴って痛みがひどくなるケースが多いです。

でも最初は股関節の「ちょっとした違和感」程度から始まることが多いです。

この違和感を放置していると、徐々に長距離を歩いた後に痛みが出るようになったり、さらに進行すると立っているだけでも痛むようになったり、少しずつ股関節症が進行していきます。

では初期症状である「違和感」とはどのようなものなのでしょうか。

感覚というのは人によって違うので、一概に「これです!」とお伝えするのが難しい部分もあります。

しかし表現の仕方は違っても、違和感がどのようなものか、言い換えればどのように表現されるものなのかを知っていないと、自分の身体に起こっている症状が「違和感」だと分かりません。

股関節に痛みがある来院された患者さんにお話を伺うと、最初の違和感を「股関節がだるい感じがした」と表現されます。

痛いわけではないけれど、何か脚の付け根あたりがしっくりこなくて、だるい感じがすると話されます。

その他には、

「股関節がつまる感じ」

「股関節がうまく動かない感じ」

「重たくて疲れがとれない感じ」

「股関節がうまくはまっていない感じ」

と表現される方もいらっしゃいます。

このように表現の仕方は人によってさまざまですが、ここで大切なのは脚の付け根あたりに右側と左側で違う感覚があるのを認識することです。

これは膝の痛みでも同じですが、通常股関節の痛みは左右どちらかが先に痛くなります。

股関節症が進むと痛い側をかばって、両側とも悪くなることもあるのですが、初期には片側のみに違和感や痛みが出ることがほとんどです。

左右どちらかの脚に違和感があれば、それがない方と比べることができますので、違和感を察知しやすいと思います。

感じるべきは左右差があるかないか、そう考えるとご自身でも分かりますよね。


スポンサーリンク



違和感が消えたからといって治ったわけではない

股関節の痛みは初期のうちは何日か安静にしておくだけでも、勝手に違和感や痛みがなくなるケースもあります。

そこで「違和感がなくなったからもう大丈夫」と考えるのは間違いです。

股関節症に伴う骨の変形は徐々に進行していきますので、その時は安静にしておくことで炎症が一時的に治まり、違和感や痛みが軽減する場合もありますが、何かのきっかけでまた症状がぶり返します。

ですから、最初に違和感を感じたときに「まあ大丈夫だろう」と高をくくるのではなく、一度整形外科を受診してみることをおすすめします。

その上で専門医に診てもらい、問題がなければいままで通り生活することができますし、何かの前兆であれば適切な治療も受けることができます。

いずれにしても自己判断は危険ですので、気になる症状があれば病院へ行ってください。

妊婦の股関節痛の初期対応は?

ここまでの内容は一般的な股関節痛に関する初期対応の話ですが、妊娠している方の場合は少し変わってきます。

妊娠されているときの女性は、非妊娠時とは違う身体の状況が生まれます。それはただお腹が出るという見た目だけの問題だけではありません。

特に姿勢や歩容の変化による股関節や骨盤、脊柱、そしてそれらを支える筋肉に過度な負担がかかることにより、股関節痛や腰痛を生み出します。

妊婦の場合、産科の先生は股関節痛や腰痛には積極的に治療に関わってもらえません。

また整形外科に受診してもレントゲンを撮れない(胎児への影響を考慮して)ことも多く、明確な状況が分からないため治療方法が提示してもらえないこともあります。

妊娠していても使える湿布や痛み止めもあります。そのあたりの話は以前こちらのブログでご紹介しておりますので、そちらをご覧ください。

参照) 妊婦の股関節痛や腰痛 湿布薬や痛み止めの薬は大丈夫なの?

そして妊婦の場合、出産したからといってすぐに姿勢が戻るわけではありませんし、骨盤の靭帯が緩んだ状態も続きます。

そのため、痛みが出現したらできるだけ早く股関節痛や腰痛のケアをしておかないと、妊娠中だけでなく、出産後にも影響を与えてしまいます。

参照) 妊婦の股関節痛や腰痛の原因は?歩けなくなる前に改善を

こちらの記事を参考に、産科で対応してもらえないときには、主治医に相談して整形外科も受診することをおすすめします。

まとめ

つらい股関節の痛みにつながる初期症状についてご紹介してきました。

股関節の痛みに限らず、初期症状を見逃したり、放っておいたりすると手遅れになり、後々苦しむはめになってしまいます。

左右で股関節の感覚に違いがある場合には、早めに病院に受診してください。

コチラの記事もおすすめです

lpバナー股関節