股関節痛を改善するために自分でやるべきことは?

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股関節痛のために自分でもできることはたくさんあります。今日はその方法をご紹介します。

股関節痛のために自分が自分ができること1

何度かご紹介していますが、こちらのブログには日々皆様からご質問が届きます。

その内容は多種多様なのですが、みなさんが気になるはやはり「どうすればいいか」という部分です。

実際のところどうすればいいかはメールだけではわかりません。それは正直にお伝えします。それをご理解いただいた上で、できる限りのアドバイスをするようにしています。

今回はいただいたご質問から、どのようなことができるのか一緒に考えていきましょう。


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身体の声を聞いてみる

いただいたご質問はこちらです。

題名:股関節の痛み

性別:女性

年齢:10代

診断名:股関節唇損傷

メッセージ本文:
昨年の秋ごろからいろいろな部位に痛みを感じ整体など受けてきました。

冬には股関節に違和感を感じ、痛みも出だして股関節唇損傷の疑いと診断されました。

5歳からバレエを始めて8年目になります。週5日もレッスンに通っています。バレリーナを目指し、コンクールにもチャレンジしています。

しかし思うようにレッスンができなくなり、どうにか痛みが取れ、思いっきりレッスンできないかと悩んでいます。

普通に生活するには痛みはなく、自分の力で脚を横に上げていくと痛いようです。反対の手を使って、足を持ち上げても痛くはないそうです。

股関節唇損傷では手術をすすめれることもあるようですが、まだ成長期ということもあり手術は考えていません。どうにかリハビリをして、少しでも痛みが取れたらと、願っています。

バーレッスンが痛みを伴うため思うようにできません。コンクールも終わったこともあり、先週からレッスンを休んでいます。

しばらく休んでリハビリをしたいと思うのですが、どうしたらいいのか。御指導していただけるところはないかと探しています。

どのようなリハビリをしたらいいのでしょうか。

バレエをやめることも、バレリーナになることをあきらめることもできません。どうか相談にのっていただけませんか。

住んでいる◯◯市には、いい理学療法士さんがいないと、△△大学病院の先生から言われました。一度診察をお願いできないでしょうか。

※いただいたご質問をまとめて、加筆・修正を加えています。

5歳から8年ということは、現在13歳ぐらいでしょうか。

最近、若い子どもさんにも股関節唇損傷の診断がつくことがありますね。これは10年とは違う傾向だと思うのですが、股関節唇損傷という名前がそれほどメジャーになったになったことが理由だと思います。

ただ、ときどき詳細な検査もせずに股関節唇損傷という診断がついていることがあります。これは股関節唇損傷という名前が有名になってきてことで、それらしい症状だと股関節唇損傷と診断がつけられていることがあります。

股関節唇損傷という診断には触診やレントゲンだけでなく、MRIなどの画像でしっかり確認することで総合的に判断されるものですので、そのあたりは気をつけないといけませんが。

ご質問の中にある股関節唇は、股関節の骨盤側の縁にあり、主な役割は体重を受けるためではありません。

ですから他の股関節痛患者さんがお悩みになるような、立つ、歩くという荷重時ではなく、股関節を深く屈曲するなど動作の中で痛みがでることが多いです。

股関節唇についてはこちらで詳細にお伝えしていますので、股関節唇のことをまだ理解できていない方は、まずこちらをご覧ください。

参照 股関節唇とは?解剖と機能、その役割を詳しく解説

今回のご質問でいえば、次の部分は注目すべきポイントだと思います。

自分の力で脚を横に上げていくと、痛いようです。反対の手を使って、脚を持ち上げても痛くはないそうです。

深く屈曲することによって、股関節唇を挟み込むような動きが起こっていると予想されます。その動きをどう変えていけるかがポイントになります。


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自分の身体と会話してみよう

私は施術するときに大切にしていることがあります。それは患者さんがご自身の身体と会話することです。

股関節痛を改善するためには自分の身体に聞いてみる1

「あそこにいけば治してもらう」という受け身の姿勢ではなく、前向きに自分で行動できるかどうか、そこが重要です。

人間は自分の身体の状態を察知する能力が本来備わっています。これは医療従事者だからとか、医療従事者ではないとか、そんなことは関係ありません。

「そうはいっても、そんなのわかりませんよ」とおっしゃる方もいるかもしれませんね。

ではこれならどうでしょうか。

日中動いているときに「なんか熱があがってきそうだな」という経験はありませんか。「なんか熱があがりそう」、ここには医学的な根拠はないかもしれませんが、けっこう当たりますよね。

これも身体の状態を察知する、一例だと思います。

身体の動きについても同様で、その感覚を理解して、その先の運動に活かせるかどうかで、
痛みを改善できるかどうか変わってきます。

ご質問者様の場合であれば、どの動作をしたときに痛みができるのか、でないのか、その違いを徹底的にまず分けていく必要があると思います。

先ほどポイントと書いた部分でいえば、「自分であげれば痛いが、手を使うと痛くない」、ここにもたくさんヒントが隠されています。

自分であげれば痛くて、手であげれば痛くない

⇒自分の脚の力であげるのと手であげる動作、ここの違いは何なのか?

筋力の問題なのか、それとも関節運動の部分なのか、その両方なのか。また筋力であればどの筋力か、関係であればどの関係のどの運動なのか、考えることは山ほどあります。

他にも、どんなストレッチをすれば痛みはましになる(ひどくなる)か、筋トレならどうだろうと、試していくことができます。

この作業を身体と会話しながら行っていきます。この作業が自分でできる方は、改善できる可能性が高い人です。

それは職業や年齢は関係なく、人間が誰でも持っている能力ですし、トップアスリートやバレエでトップを目指す方なら当然持ち合わせている感覚です。

レッスンをお休みになるなら、まずじっくり自分の体と問答をして、痛みがない場面や方法を自分で考えるようにしてみるのがいいでしょう。


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一歩ずつでも前進を

もうひとついただいたご質問を元に例をあげてみましょう。

題名:股関節の痛み

性別:女性

年齢:40代

診断名:股関節炎

メッセージ本文:
お世話様です。1ヶ月ほど前にメールさせていただいた◯◯と申します。

股関節の痛みの原因が炎症かそうでないのかわからないということで先生から他の病院で診てもらって病名をはっきりさせないと治療方法もわからないとアドバイスいただきました。

その節はありがとうございました。

あれから別の総合病院で診てもらったのですが、やはり股関節付近の炎症(カルテには滑液包炎となっていました)ということで、以前診てもらった病院と同じ診断で間違いないんじゃないかと言われました。

治療方法も今までのような炎症を抑える薬と湿布で変わらないということで、また元の病院へかかることとなりました。

ですが、それ以外の治療をすることがないので、私も歩いていいものか、じっと寝ていたほうがいいのかわかりません。

整骨院や整体にも行ってみたのですが、骨盤の動きが悪いからと骨盤矯正をしてもらい、普通に生活してくださいと言われました。整骨院では背骨から骨盤まで強く押されたためか、ますます痛みがまして今は通っていません。

それから4週間ほどたつのですが、ひどい痛みはひいたのですがひりひりした痛みは消えません。

一定の痛みは2週間ほど続いていて、改善される気配がありません。これは動いたほうがいいのでしょうか。

いまは、大腿筋膜張筋のストレッチと、マッケンジー式というストレッチ(うつぶせになってえびぞりになる)、骨盤矯正のストレッチ(あおむけになって膝をおりまげ、足を横に倒す)はしています。

このストレッチもよくないのでしょうか。

こちらの方からは以前ご質問をいただきまして、まずは診断をはっきりさせた方がいいとアドバイスをしました。

どんな病気やケガに対処していくにしても、診断があやふやな状態では心もとないと思います。

そのあたりの話はこちらを参照してください。

参考) 股関節が痛いなら原因をまずはっきりさせる必要がある

診断は滑液包炎で確定したということですので、これはこれで一段階進んだととらえるべきでしょう。

診断がこれで合っているのであれば、これに対応していけばいいだけです。

今回であれば

「なぜ滑液包炎が起こるのか?」

ここを考えていけばいいわけです。

そうすれば、

「滑液包ってなんだろう?」

「炎症ってなぜ起こるのだろう?」

「滑液包炎ってどんな症状だろう?」

「どんな治療があるのだろう?」

と、これぐらいの疑問はわいてきますよね。

これらをまずご自身で調べれば対応策はいくつか浮かんでくると思います。もちろん炎症をおさえる薬や湿布はそのひとつです。

動けばいいのか、マッケンジーがいいのか、そのあたりは正直わかりません。

以前お話したかもしれませんが、

  1. 動いたときに痛む
  2. 動いた後に痛む
  3. 動いた翌日痛む

を基準として、痛みが変わらないのであれば、それほど悪い動きではないと私は判断します。

逆にマッケンジーをしてよくなるのであれば、マッケンジーは良い運動ということになります。

  • どんな体操をしたときに痛みがよくなるか
  • 15分歩いたときには痛みはひどくならないか
  • 階段を歩いた翌日は痛みが増えているか

などなど、細かく痛みを分類していけば、きっとよい動作が見つかってくると思います。

文章で書くと限界がありますが、基本的にはお会いしてもやることは同じです。なぜ痛みがでているのか、そのあたりを具体化して対策を立てていきます。

まとめ

股関節痛を改善するために自分でやるべきことについて、一例をご紹介しました。

治療で一番大切なのは、自分の症状をご自身が一番理解していることです。医師や理学療法士任せにするのではなく、自分の身体のことは自分が一番よく知っているようにしてくださいね。

人間は本来のその能力を備えています。あなたは気づいていないかもしれませんが、誰しも持っているのです。

筋トレしていてもダメだと思えば止める、自分に合うトレーニングを探す、自分の身体の声に耳を傾け、やるべき最善策を見つけるようにしましょう。

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