股関節の外側の痛みの原因はこんな方法で改善する

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股関節痛をお持ちの方から聞く悩みのひとつに、股関節の外側の痛みがあります。

今回は、股関節の外側の痛みを良くするためのヒントをご紹介します。

股関節の外側の痛み原因1

股関節の痛みとひと言でいっても、その痛みは多種多様です。

痛みがでるタイミング、痛みがでる部位、痛みの種類、それらを考えていくとかなりのパターンがあります。

その中でも股関節に痛みを抱える方がよくおっしゃる痛みのひとつに、股関節の外側の痛みがあります。

股関節の外側の痛みはなぜ起こるのでしょうか。


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股関節の外側の痛み

以前こちらのブログにこんなご質問が届きました。

題名:左股関節から脛の痛み

性別:女性

年齢:40代

診断名:変形性股関節症

メッセージ本文:
先天性股関節脱臼の治療を小さいときにしました。その後、小学生から妊娠前まで本格的にバレーボールをしていたぐらい、ほぼ不自由なく生活をしていました。

2年前に出産し、直後から腰痛や膝痛など色々痛みがありました。

半年ぐらいで膝痛はなくなり、腰も楽になってきた頃に股関節痛と坐骨神経痛のような痛みが出てきました。

その頃、一度整形外科を受診しましたが、「骨の状態は出産前と変わりはないが、臼蓋形成不全はあるから無理はしないように」と言われたぐらいでした。

それからは接骨院や骨盤矯正をして少し良くなってきましたので、バレーボールも軽くやっていいと言われので、体を動かす程度にやっていました。

寒い季節になり股関節辺りが硬くなる感じがしてましたが、今年になり突然歩けない程の痛みが出てきました。

かかりつけ以外の整形外科を3件ほど受診しましたが、「臼蓋形成不全」「変形性股関節症」「リウマチ」と診断を受け、即手術と言われました。

しかし、歩くとき、体重がかかるとき以外はあまり痛みもなく、正座も脚を曲げることも普通にできます。

この状態では手術はしたくないと思い、色々治療方法を探してきましたが、最近通い始めた接骨院で筋肉をほぐしていただいてますが、靭帯が緩いと言われました。

いまは股関節症から脛にかけて外側の筋がつっぱって痛くて歩けないのが一番です。

色々調べていて腸脛靭帯が関係しているというのを見つけましたが、その場合の治療はどういったものが有効でしょうか?

まとまりのない内容になってしまいましたが申し訳ありません。

お返事いただけるとありがたいです。

よろしくお願いします。

こちらの方のように痛みがある場合には、股関節の外側の治療が必要です。

以前こちらのブログではこんな方法をご紹介しました。

参照) 大腿筋膜張筋と腸脛靭帯の痛みに効くストレッチの方法

ただしこれは対症療法で、今回ご紹介するのは外側の痛む原因をしっかり改善する方法です。


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疲労する中殿筋と大腿筋膜張筋

まず股関節の外側のどのあたりが痛くなるか伺うと、多くの方がこのあたりを手のひらでなでます。

股関節の外側の痛み原因2

一点を指さしするというよりも、少し広めの部位だとイメージできます。

また股関節の外側に痛みがでる方の多くは、脚を曲げたときや寝ているときではなく、立位や歩行など体重がかかったときに痛みがでます。

このあたりから考えると、関節というよりも筋肉、しかも体重がかかったときに使う筋肉に痛みがあると推察できます。

では股関節の横にはどんな筋肉があるのでしょうか。

股関節の外側の代表的な筋肉に、中殿筋と大腿筋膜張筋があります。

中殿筋と大腿筋膜張筋については、以前詳しく解剖をご紹介していますので、どんな筋肉かわからない方は、まずそちらをご覧ください。

参照)

中殿筋も大腿筋膜張筋も、立位や歩行時には横にぶれないために、カベになって支えてくれています。

股関節の外側の痛み原因3

私たちが真っ直ぐ歩けるのは、このカベがあるおかげです。

ですから立位や歩行で左右どちらかに傾いている人は、中殿筋や大腿筋膜張筋が過剰に働くことになり、疲労や痛みがでやすくなります。

このような立位姿勢や歩容になっている方の多くは、大転子付近に体重がかかるような方法をとっています。

イメージとしては、外側にべちゃっと広がったような立ち方や歩き方になっているということです。図でいうとこんな感じです。

股関節の外側の痛み原因4

この姿勢や歩き方だと、外側の筋肉への負担が大きくなり、股関節の外側に痛みをつくってしまいます。


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軸を意識する

これを改善するためには、大転子あたりにかかっている体重を小転子に移し替えることです。

小転子は大転子の裏側にあり、大腿骨の内側に位置します。

股関節痛み原因治療 小転子4.5

小転子には最近話題となっている腸腰筋が付着しています。

この腸腰筋の中でも大腰筋は股関節のインナーマッスルと言われ、胸椎下部・腰椎を起始とし小転子に付着します。

大腰筋がなぜ重要視されるかというと、腰と股関節にまたがる唯一の筋肉だからです。腰部や股関節動き、体の軸を考えたとき、なくてはならない存在です。

ただし大腰筋を使いこなすことは難しく、トップアスリート以外は使えないことが多いのです。

さきほど大転子あたりにかかっている体重を小転子に移し替えるとお伝えしたのですが、イメージはこんな感じです。

股関節の外側の痛み原因5

股関節の外側の痛み原因6

体の内部で支えるイメージですね。

公園にこんな子どもの遊具がありますよね。

股関節の外側の痛み原因8

ここでいうと脚の置き場となっているところが小転子です。股関節痛より上の体重の重みを、上半身で受けている感じです。

なんとなく理解できたでしょうか。

ただし意識を内側に向けるだけで、小転子に荷重することはできません。大腰筋がしっかり働ける状態にあることが条件となりますので、大腿四頭筋やハムストリングスの調整も必要となります。

まとめ

股関節の外側の痛みの原因についてお伝えしてきました。

まずは痛みの原因が中殿筋や大腿筋膜張筋にあるなら、外側荷重の姿勢や歩行を変えていく必要があります。

大腰筋をしっかり働かすことができる身体をつくり、小転子で体重を載せるような立位や歩行を目指しましょう。

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