THA後の足関節の痛み

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股関節痛の次は、足関節痛?そんなことあるの?? いやいやあるんです。

股関節の痛みをどうにかしたいと思って踏み切った人工股関節置換術。術後の経過は順調で、股関節痛はましになったのですが・・・。

THA後の足関節の痛み、そんなご質問がありました。

その方は今年の2月に左足股関節の人工股関節置換術を受けられて、手術は無事成功し、3週間で退院されました。

退院後は以前あった股関節の痛みも完全になくなり、杖を使いながらですが歩くことができたようです。

しかし退院から1ヵ月後頃から、歩行で体重がかかる際に、左足首が痛むようになり、半年経った今では、杖を使っても10分も歩けない状態に悪化してしまいました。

執刀医に相談たところ、「人工股関節の手術は成功しているので足底板で対応するように」とのことだったので、家でも足底板を履いて生活されていましたが、一向に良くならないため、足首の専門医の先生にも診ていただきましたが、レントゲン上は特に異常がなく治療のしようがないとのことでした。

この現状を何とかしたくカイロプラクティックや整体に通っていますが改善せず、歩行が困難なため、寝たきりのような状態が続いており、精神的にも非常に辛い状態が続いているようです。


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THA後の足関節痛の実際

さて人工股関節置換術(THA)後の足関節の痛みですが、珍しいことではないと思います。足関節を考える前に左股関節を考えてみましょう。

術前にあった痛みの原因は骨性の痛み、もしくは筋肉からくる痛み、関節の炎症、大きくわけると3つが考えられます。

医師からは軟骨がすり減って痛みがでるということ告げられているかもしれませんが、実はこのときの痛みが筋肉からくる慢性の疼痛だったとも考えられます。

筋肉が痛んでいるということは、元々歩行に原因があったと考えられますので、痛い股関節をかばって、膝や足関節に負担をかけていたことが予想されます。

THA後のリハビリでは、足関節や股関節の使い方など、細かい歩行指導はあったのでしょうか?もしくは体幹(お腹、背中周り)の使い方などの指導はありましたったのでしょうか?

股関節の症状でも、人間の体はつながっていますので、全身での管理が必要になってきます。そういった指導がなければ、手術をされて一時的に骨性の痛みが消えても、筋肉の痛みが増えてそれをかばうために他の関節が痛くなる(術前の状態)は容易に起こってきます。

足底板を使用する前に、どのような歩行の特徴があって、どのような負担がかかっているのか、それをまずクリアにする必要があると思います。

それができてこそ、歩行を補うための足底板ですし、逆にそれができていないと足底板を使っても変な歩行を助長するおそれもあると思います。

医師は細かく歩行を指導することはできないと思いますので、このあたりは理学療法士の担当分野になると思います。

お聞きしている症状からすると、関節自体には問題なく、もしかしたら股関節で起こっていた筋肉の症状が足関節でおこっている可能性もありますし、歩けないことでさらに精神的に痛みが増しているのでしょう。

私なら主治医に相談して、もう一度理学療法の処方をだしていただいて、理学療法士と姿勢や歩行についてやり直すという道をとると思います。

その病院で理学療法を受けられないのであれば、近院で理学療法が受けられるところを探してもいいと思います。
足関節だけではなく、股関節、膝関節、体幹を含めたトータルでのケアが大事かもしれませんね。

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