股関節が痛いのか、それとも腰か?股関節痛と腰痛の蜜な関係

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股関節と腰は近いこともあり、お互いに影響を与え合います。仲良しでもあり、悪友でもあり、切ってもきれない関係です。

股関節痛と腰痛の関係1
大学時代の悪友でMという男がいます。野球を小学校から高校まで野球を10年以上経験して、大学では一緒にソフトボールをやっていました。

大学時代の彼のイメージはスポーツマン。100mのベストタイムは11秒代というのも頷けるぐらい足も速かったです。

先日、大学の同級生と久しぶりに私の実家近くで集まりました。

彼は三重から来てたので帰れないので、僕の実家に一緒に泊まることになりました。そのとき彼から、思わぬひと言が。

「股関節が痛いんやけど、どうしたらいい?」

もちろん股関節の治療を専門にやってると知ってるから聞いてきたのですが。

というわけで、早速即席治療を開始。治療家として彼に触るのは初めてですが、ちょっと触った感じの印象は、

硬い、それも絶望的なぐらい・・・

大学時代の面影もなく、超がつくほど硬いおっさんになっていました。大学時代から柔らかくはなかったし、大学を卒業して15年もたっているので仕方ないといえばそれまでなのですが。

治療を始めて感じたことは、股関節の硬さというよりも、なんか腰とか背中の硬さです。

ここかなと、腰背部を動かしていくと激痛。背部と腰部の動きを作っていくと、股関節の動きも随分改善しました。


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股関節痛⇔腰痛

以前こちらのブログでも書いたことがあるのですが、股関節と腰、膝関節には密接な関係があります。

参照) NHKのためしてガッテンより、股関節と腰痛・膝痛の関係は?

股関節痛は腰痛の原因なり、腰痛は股関節痛の原因になります。これら互いに影響を与え合い、永久にループするかもしれません。

股関節と腰痛と膝関節痛

でもこうやって説明しても、いまいち股関節痛と腰痛がつながらない方もいます。

そこで今日は腰痛(ぎっくり腰)から股関節の痛みが出現した方からのご質問をご紹介します。

ご質問は以下です。

はじめまして、◯◯と申します。40代女性です。

ぎっくり腰とともに股関節の不調が現れ、半年近く続いてます。

症状は、仰向けに寝たときに足先が外向きになっていて脚長差(長くなる)がでている、股関節開脚時の痛みと可動制限、股関節の伸張制限です。最近は安静時も痛みます。

この症状が、恥骨付近の筋の走行がずれる(?)と治ったり、症状が出たりを繰り返してます。

腰も調子が悪いのですが、筋の走行がずれると、仰向けで足先が外側に向くのも治るので、骨盤のゆがみよりも筋の走行が関係しているように思います。

筋の場所は、恥骨から太もも方向に出ている骨のようにしっかりとした、でも骨ではないので靭帯なんでしょうか、それを挟んだ両側(鼠径部と内股)の奥のほう、といった感じです。

整形外科を受診しても、骨には異常ないと言われるし、特に足の長さについては相手にしてもらえません。(メジャーで測って異常なし、みたいに)

リハビリにもまわしてもらえず、正直どうしていいかわかりません。

メールなので、状況がわかりにくい部分もあり、お答えしかねることもあるのですが、メールを拝読して感じたことをお伝えしました。

股関節についての症状で「筋肉の走行のずれの正体」は実際に診てみないと何とも言えません。

おっしゃっている「どの筋肉か」については、メールを拝読する限りでは内転筋で、「筋の場所は恥骨から太もも方向に出ている」から想像できるのは薄筋でしょうか。

股関節の内転筋
内転筋についてはこちらに書いていますので、わからない方はご覧ください。

参考) 股関節の内転筋

「股関節の病気(変形性など)に相当するのか」については、医師は現時点でそう判断していませんし、基本的には変形性股関節症はレントゲン上で骨の変形を中心に評価されます。

この方の場合、骨に異常はないようなので変形性股関節症という診断にはいまのところならないでしょう。

返事を書いていて感じたのは、今回の症例の場合、腰が治療の鍵になっているのではないかということです。

今回の股関節の症状はぎっくり腰になってから出現しました。ですからさきほどのMの場合と同じく、実は腰痛が原因で股関節痛が出現している可能性も十分考えられます。

まとめ

股関節痛の治療でも、股関節だけを診るのは間違いですし、それだけで話を進めるのは危険です。

ただ診察で医師に「股関節が痛い」と伝えて、腰まで疑うケースは稀だと思います。ほとんどの場合、股関節のレントゲンをとってその上で判断します。

そのあたりは本来理学療法士の得意分野ですので、動きの評価ができれば何かわかるかもしれません。

腰痛は股関節痛の原因になりますし、逆の場合もあります。

長く治療しても症状が変わらない場合には、違う部位からの症状を疑ってみると、何か変わるかもしれません。

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