股関節痛の痛みや不安は本人にしかわからない

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痛みの感じ方や動きにくさは人それぞれ。でも他の人にわかってもらえない、それが本当につらいのです。

以前働いていた病院では、腰の骨の骨折(腰椎圧迫骨折)になっても入院させることはできないと、腰椎圧迫骨折の患者さんの入院を拒んでいました。

腰椎圧迫骨折の場合、骨が癒合(くっつく)するまでの間、基本的に安静が必要です。

その間入院していても、あまり治療することがないというのが、病院側が入院させない理由でした。

たしかにできることといえば、痛み止めを出すこと、廃用予防のリハビリをすること、定期的なレントゲンなど、手術や手術後のリハビリをしていく患者さんに比べたら積極的な処置はないかもしれません。

腰椎を私は骨折したことはないですが、転倒して腰椎を骨折したことがある方に聞くと「痛くて動けなくなる」とみなさんおっしゃっています。

それぐらい痛いのでしょう。

あともう1つよくおっしゃっているのは、「先生にはあの痛みはわかってもらえない」ということです。

痛みはご本人にしかわからない部分がありますし、どんなに医療従事者が不安を取り除こうとしても、難しいときもあります。


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痛みや不安をわかってもらえない

股関節専門医に半年に1回通われている患者さんがこんなことをおっしゃっていました。

「半年後にまた来てくださいと言われるので定期通院しているのに、痛み止めを飲みながら保存療法を続けていることをお伝えすると、『痛み止めを飲み過ぎたら知らないよ』と言われた。

保存療法で維持できていることは喜ばしいことなのに、手術以外にあの先生は興味がないから、通院する意味はあるのでしょうか。」

その治療で、その会話でどれぐらい患者さんが不安になっているのか、なかなか医療従事者はもっと理解しないといけないのですが・・・。

話は少し飛びますが、最近街の電気屋さんが電球を取り替えるサービスを始めたと聞いたことがないですか。高齢者は高いところにある照明器具の電球を取り替えることができないので、電気屋さんが取り替えてくれるそうです。

私が聞いたのは有料のサービスだったので、頼む方は少ないと思っていたのですが、意外と需要はあるそうです。(そこを入り口にして、他の電化製品を買ってもらったり、修理するという販売やサービスにつながる部分の方が大きいのかもしれませんが]

テレビの配線やクーラーの設置はできなくても、電球の取り替えなら私はできます。でも高齢者や痛みを抱える方には、電球を取り替えることすらできないのです。

訪問リハビリテーションに従事している理学療法士にはそういう視点があるかもしれませんが、病院で働いている理学療法士にはないかもしれません。

まとめ

痛みは不安は人それぞれで、なかなかわかってもらえないかもしれません。

医師には遠慮して言いにくいと思いますが、声を出して伝えるべきですし、それをすることによって医療従事者の意識や配慮も高まるかもしれません。

どんな痛みがあり、どのような動作が行いにくいのか、特に理学療法士はそれを教えてもらうことから治療が始まりますので、しっかりコミュニケーションしていくことができれば、治療はより良いものになっていくのかもしれません。

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