腰痛に腰椎牽引やマッサージは効果がない!

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股関節痛とも関係が深い腰痛。日本における腰痛の治療が変わろうとしています。

日本整形外科学会が発表したの腰痛診療指針がちょっとした話題になっていますのでご紹介します。

昨日の朝日新聞の朝刊の一面に、腰痛に関する記事が掲載されていました。

その話題をご紹介する前に腰痛治療といえば、みなさんはどのような治療をイメージしますか?

  • マッサージ
  • ストレッチ
  • 筋力トレーニング
  • 湿布
  • 痛み止めの飲み薬
  • 腰椎牽引
  • 電気治療
  • 温熱
  • 安静 etc.

ざっと挙げるでけでもこれぐらいは思いつくでしょう。この中でも多くの腰痛患者が受けているのは、マッサージや腰椎牽引ではないでしょうか。

私が以前働いてた病院や施設でも、マッサージや腰椎牽引に頼る治療が行われていましたが、多くの方が完治することなく延々と通院し続けていました。

こちらの記事には全国に推定腰痛患者数なども紹介されていましたが、それよりも私が気になったのは「主な腰痛治療のお勧め度」です。

主な腰痛治療法のお勧め度

【強く推奨】

(3ヶ月以上痛む場合)抗不安薬、ストレッチなどの運動

【根拠なし】

腰を引っ張る牽引療法、(1ヶ月痛む場合)マッサージ

(平成25年3月24日朝日新聞朝刊一面より抜粋して引用)


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マッサージでは治らないの?

ポイントは3つあると考えます。

1.抗不安薬が強く推奨されている

以前腰痛診療ガイドラインの話題でお伝えしましたが、腰痛には原因不明のものがあり、心理的要因が大きく関わっている言われてきました。

この「言われてきました」ってところがミソで、いままではレントゲンを撮ったり、CTやMRIなどえ精査することはありましたが、整形外科で心的要因に触れられることは皆無でした。

それが今回改訂された診療ガイドラインから、心的要因が大きく取り扱われるようになり、これは腰痛治療の大きな転換点だと考えます。

そうした心的要因にも対応するように、抗不安薬が強く推奨されています。

2.ストレッチなどの運動が強く推奨されている

理学療法士の私としては、これは嬉しいというか当然入ってきてもらわないと困るところでした。

腰痛の患者さんとしては、病院や医院で治してもらえると思っている方が多いのです。特に高齢者の場合は、「病院に行けば大丈夫」と思っている病院や医師の信者さんのような方が多いです。

そんな病院や医院に依存心が強い腰痛患者さんに「運動しましょう!」と提案しても、「いま腰が痛いから」となかなか理解してもらえません。

もちろん適切な運動を選択する必要はありますが、安静にするよりも痛みを改善していく運動は必要だと思います。

3.腰椎牽引とマッサージは根拠なし

一般の方にとってはこれが一番意外かもしれませんね。でも一部の医療人にとっては当たり前のことでした。

腰牽引

腰椎牽引をされたことがある方なら分かると思いますが、治療中も治療後もそれほど効果があるように感じません。そのことをスタッフに聞くと、

「軽く伸ばされているぐらいでちょうどいいのです」

と、なんともそれらしい答えが返ってきます。たしかに軽く伸ばされている感じはします。でもそれでは良くならないことが多いです。

根拠がないとされているので、多くの諸外国では腰椎牽引はすでに行われていません。こんなに熱心に腰を引っ張っているのは日本だけ(?)ではないでしょうか。

医師が処方しているので患者さんへの説明に苦慮することもありましたが、長期間腰椎牽引をされている患者さんから効果について聞かれた際には、本当のことを伝えていました。

医院や接骨院で腰椎牽引をされている方は、気になるなら聞いてみてはいかがでしょうか。

マッサージについては根拠がないとされましたが、マッサージの全てが無駄というわけではないと私は考えます。

腰痛が出現し無理な姿勢や歩行を強いられるため、背中や腰部、殿部の筋肉がコリかたまっている場合には、その部分をほぐしてから運動療法につなげていく。これはリハビリでは使われる手段です。

要はマッサージだけで良くはならず、運動を組み合わせていけばいいのではないでしょうか。

まとめ

腰痛治療って本当に原因を探すのが難しいです。心的要因まで絡んでくると、整形外科の領域だけでは対応できないこともあります。

腰痛は股関節痛とも深く関係しており、股関節痛を抱えている方は注意が必要ですし、腰痛から股関節痛を発症することも考えられます

いずれにせよ対症療法ではなく、近道ではないかもしれませんが、根本的な原因を解決することが必要です。

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