股関節の痛みは筋トレで治らない場合もある

スポンサーリンク

股関節に痛みを抱える方にとっては悩ましい問題である痛み。

その痛みの原因は筋力であると言われることが多いですが、本当にそうなのでしょうか?


腸腰筋の筋トレ17

多くの股関節痛の患者さんを外来で担当してきて思ったことは、痛みの原因は筋力ではないこと多いということです。

なぜか?痛みの原因は筋力以外にあることが多いからです。


その理由を以下にお伝えします。

スポンサーリンク



痛みの原因は筋力?

最近筋力と痛みの関係に関してのご質問をいただきます。

こんばんは。お忙しい中失礼します。いつもブログ拝見させて頂いています。

現在CPO術後半年で方松葉杖歩行です。まだ屈曲時に鼠径部の疼痛があります。自分の力ではあがりません。骨はまだ完全にはくっついておらず、筋力はMMT2レベルと聞いています。

外来リハには週三回通い、PTの先生と相談しながら自宅でもリハビリを行っています。

今の私の悩みは、Dr.は『治りが遅いのはリハビリのせいでは。痛みがあってもガンガン足を挙げるを筋トレした方が良い』と言われ、PTの先生は『痛みが出たら休ませて無理はしない方が良い』と言われどうすれば良いか板挟みです。

実際を診なければお答えづらいかと存じますが、PTの先生でもそれぞれに考え方はちがうのか、リハビリ先を変えた方が良いのか、Dr.の意見が間違いなのか、と迷い、抽象的でも良いので先生のご意見を頂けたらと思います。

よろしくお願いします。

実際の状況はわかりませんし、年齢を書かれておりませんので予想になりますが、術後半年でMMT2というのは少し弱い印象を受けました。

おそらく診察では「レントゲン上では問題ない」、「筋力がないから」とこのあたりを言われていると思いますが、実際手術自体が失敗するケースはほとんどないでしょうから、医師は「成功」と話されるでしょう。

ただこの成功は「手術の成功」であり、患者さんがしっかり動けるようにリハビリまでの全てが「成功」することを「成功」とされることはけっこう少ないと思います。

ですからそのあたりにギャップが生じて、不信感が生まれる場合もあります。

一方理学療法士としては、痛みの強い時期には筋トレをすると、さらなる痛みを助長する恐れがあるので積極的な筋トレはしたくない、この気持も分かります。

「筋トレ=痛みが治る」と思い込んで、どんどん筋トレをする理学療法士もいるぐらいですからね。

今回のご相談を含め、いつも私が考えることは、病態や病期に合わせたリハビリを提供できているかどうか

筋トレが必要ならどのような筋トレか、歩行練習が必要ならどの程度荷重してどう歩くのか、その人その人に合わせた治療が必要です。

ですから筋トレだけをしていれば治るというものはありませんし、マッサージやストレッチだけで治るという治療も疑わしいのです。

医師の言う「どんどん筋トレをする」でもなく、理学療法士のいう「痛みがあるときには筋トレをしない」でもなく、間というか、患者さんに合わせたリハビリにしないといけないですよね。

あと自宅で行う筋トレも見直す必要はないでしょうか。

本当にその筋トレは必要なのでしょうか

また手術後かなり時間が経過していても筋力が向上していないということは、筋トレの対象となる筋肉、方法、回数などが間違っている可能性もあります。

それらも再確認しておいた方が良いかもしれませんね。

「股関節の痛み=筋トレ」、これは間違いの可能性もあるということを覚えておきましょうね。

スポンサーリンク

 

lpバナー股関節