股関節の痛みから抜け出したい

スポンサーリンク

股関節痛にお悩みの方から日々ご質問が届いておりますが、人によって痛みの種類や場所、悩みも違います。

先日いただきましたご質問を今日はご紹介したいと思います。

股関節の痛みから抜け出したい
今回は二人のお子様がいらっしゃる主婦からのご質問です。

すごく身体のことを考えてることが伝わってきます。

これを読むだけでも勉強になりますので、痛みで悩む方はぜひご覧ください。


スポンサーリンク



主婦としての悩み

39歳二児を持つ主婦です。 ただいま、股関節症と診断され筋トレなどのリハビリの毎日です。

赤ちゃんの時に股関節脱臼を罹患し、バンドで完治したと母から聞きました。ついこの間まで、痛みもなく過ごして来ましたが、七月下旬に重たいものを火事場の馬鹿力で持ってしまったのをきっかけに、股関節痛が始まり痛い日と痛くない日の繰り返しの日々です。

重たいものを持った翌日に股関節に激痛を感じ、歩くのもびっこをひいてしまうくらいだったので病院に受診することにしました。最初受診した整形外科ではAKA療法と言う、軽い指圧の治療と電気治療をする様薦められました。

二度ほどAKA療法を受けたあとセカンドオピニオンを求めるべく別の整形に受診したところ、骨切り手術が第一声でした。

まだ子供が小さいので二ヶ月も入院は無理なのを考慮して頂き、筋トレのリハビリで手術まで先延ばし出来る様頑張るように言われ、週に一度リハビリに通いゴムバンドなどを使って自宅トレーニングをしています。歩いて痛みが出てくることもあるので、子供の幼稚園のバス停までの送迎以外は極力外出は控えています。

どちらの病院でも臼蓋形成不全とも診断されました。

股関節の本をいろいろ読み、◯◯で整体院をされている〇〇先生の治療法や、◯◯で股関節研究をされている◯◯先生、◯◯の◯◯先生、三つの治療法に興味を持ちました。

〇〇先生は股関節痛なんて存在しない!と豪語されていますが、他の二人は手術せざるをえないケースもあると言う考えの様で、少し違うとは思いましたが、私は出来れば一生手術をしないで過ごしたいと希望してますので整体のような施術で痛みが取れれば整体も受けてみようかとも考えています。

今思い返してみると、成人してから何回か股関節に微痛を感じた記憶があり、その痛みが何をした後に出たのか覚えてはないのですが、痛みもすぐ消えてしまうくらいだったので病院に受診するほどではないと思って今まで来ました。
五年ほど前着物の着付けをしてもらった時に着付けの先生に背中かから体を見て体が曲がっていると言われたことがありました。 その時にすでに骨盤などに歪みでもあったのかもしれませんよね?

脱臼の経験がある人は成人したらレントゲン写真を撮影してもらったほうが良いという知識もなく今まで過ごしてきたのがちょっと悔やまれますが、仕方がありません。

あと痛みについてですが、始めは右股関節の付け根が痛い感じでしたが、日によってはお尻の中側あたりが痛む時もあったり、ふくらはぎから足首にかけての筋が痛む時もあります。

この痛みは何が痛んでいるのでしょうか?

私の様に股関節症になる要因を持っていてさらに重いものを持ってしまった場合も筋肉が痛んでいるだけなのでしょうか?

痛みの感じからして骨自体が痛いような感覚の時もあるのですが痛む位置が右足の付け根と右お尻の中の方と交互している感じです。病院の先生に何が痛むのか聞いても曖昧な返答しかないので、それ以上つっこんで聞けません。

私のような痛みは理学療法士の方がしてくれるAKA療法の方が良いのか?それとも整体を試してみてもよいのか知りたいです。 地元でもいくつか整体院があり筋肉の痛みなら整体である程度痛みが取れると聞きました。

長くなりましたが、これからの治療を進めていくにあたってアドバイスがありましたらお願いします。

(※プライバシー保護のため、一部文章に手を加えています。)

股関節痛で困っていることがひしひしと伝わってきますね。みなさんはこの文章を読んで、どう感じましたか?

「わかる、わかる」と頷いている方も多いのではないでしょうか。

お子様をお抱えだったら、外出を控えるのもお辛いでしょう。


スポンサーリンク



AKAってどうなの?

まずAKAという治療ですが、仙腸関節という骨盤の後ろにある関節が体の悪さの原因になっている、というのがコンセプトになります。

例えば「腰が動きにくい?そしたら仙腸関節を動かしてみましょう」という感じです。(実際にはもっと奥が深いですが)

リハビリの世界では主流の治療の1つになった時期もありましたが、現在は落ち着いているという感じでしょうか。理学療法士の中でも賛否両論あり、どちらかというとこれだけで実際の股関節症が治せるかは分からないです。

次に骨切りですが、骨切りをして症状が安定する方もいらっしゃいますが、将来的に人工股関節全置換術になるケースもあります。

股関節専門医の中でも、人工股関節全置換術を最初からすすめる先生と骨切りをすすめる先生がいらっしゃいますので、どちらがいいというのはわからないのが現状です。

保存療法でいけるところまでいくというのは良い考えだと思います。

保存療法の方法なのですが、私も時々お伝えしていますが、筋トレ自体が本当に正しいか考えた方が良いと思います。

筋トレは痛みを助長する可能性もありますので、実は体を痛めつけている可能性もあります。

このあたりは一般的には、教科書に書かれていないので、「股関節のリハビリ=筋トレ」と信じている方が多いです。

あと、こちらに付随して股関節の専門医以外の医師は、治療方法の選択にもばらつきがあります。

痛みについても「軟骨がすり減っているから」と言われることが多く、どこが悪いのかしっかり指摘していただく必要があると思います。

お母さまがおっしゃるように、子ども頃に症状があったのであれば、完治というのではなく、症状がとりあえず落ち着いていたと考えるべきで、その後も時限爆弾のように、股関節の症状はチクタクと時計の針を進めていた可能性はありますね。

股関節の痛みは運動連鎖といって、他の部位に影響しますし、足首の痛みがあっても股関節痛を引き起こします。

股関節を治療するときは、全身的のケアが必要になりますよ。

股関節には体重の3倍の負担がかかります。ですから重い物を持つと、その3倍が股関節にかかっていると想像してください。

このとき、筋肉は体を支えるためにいつもよりがんばる必要がありますし、股関節は4倍の負担を強いられます。そう考えると、筋肉だけというわけではないと思いますよ。

まとめ

医療の世界に身を置く私としては、疑わしい治療院が多く、信じられないところもある、というのが実情です。

現にインターネットで上位に検索されるホームページを観るといかがわしいものばかりです。

もちろんがんばっている人もいるとは思いますが、自分の治療の経験による手技を確立していることが多く、現代の股関節治療の最先端からは離れていることが多いです。

また股関節の手術をしたくないという患者さんの気持ちを煽って、「股関節は手術せずに治せる」とうたってる本が多くみられますが、実際には手術の可能性は0ではなく、最終手段としてあるものと考えます。

私が治療できる立場にあれば、一度拝見させていただきたいところですが、いま外来での治療をしておらず、また機会があれば、お逢いすることもあるかもしれませんので、そのときはよろしくお願いします。

コチラの記事もおすすめです

lpバナー股関節