大腿直筋短縮の検査方法を詳しくご紹介します!

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今回は大腿直筋の短縮を判別するテストをご紹介します。

股関節や膝関節に疾患を抱える方は短縮していることが多いので、ぜひ一度確認してみましょう。

大腿直筋の短縮を判定する検査方法をご紹介します!

股関節や膝関節に疾患を抱えていると、姿勢や歩行に変化が見られ、その姿勢や歩行の変化は下肢や体幹の筋肉や関節に悪い影響を及ぼします。

ここでいう悪い影響とは、筋肉では短縮、関節では拘縮のことを指します。

股関節に関係する筋肉でいうと、以前ご紹介した腸腰筋は短縮しやすい筋肉として有名です。

参照)トーマステストの正しい方法を理解して股関節の屈曲拘縮を判別しよう

そして今回は腸腰筋と同様に、短縮しやすい大腿直筋についてご紹介します。


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大腿直筋ってどんな筋肉?

検査方法検査をご紹介する前に、大腿直筋がどこにあるか、そしてどんな筋肉か確認しておきましょう。

大腿直筋はふとももの前面にある大腿四頭筋のひとつ(他には内側広筋、外側広筋、中間広筋)です。

大腿直筋は大腿四頭筋の他の筋肉とは違い、股関節と膝関節をまたぐ二関節筋なので、股関節を屈曲と膝関節の伸展のふたつの役割を担います。

参照)股関節と膝関節の運動の関係 二関節筋に着目して

こちらが大腿直筋です。

大腿直筋解剖イラスト3

大腿直筋は足が地面についているなどして固定されている場合には骨盤を前傾させる作用があります。

骨盤前傾に伴い腰椎の前弯が強くなるため、大腿直筋が短縮を起こすと腰痛の原因にもなります。

骨盤の前傾についてこちらの記事で詳しく説明しています。

参照)骨盤の動きの名称と動きを良くするためのポイントは?

大腿四頭筋が短縮を起こすと、成長期に多いオスグッド・シュラッタ―や、瞬発系のスポーツで多い大腿直筋自体の肉離れなどが起きやすくなります。

またひどい例では、起始である下前腸骨棘を引っ張って剥離骨折を起こすこともあります。

ここまではよろしいでしょうか。

それでは次に大腿直筋の短縮の検査方法を見ていきましょう。

大腿直筋短縮の検査方法

大腿直筋の短縮の検査はひとりではできませんので、どなたかに協力してもらってください。

検査を受ける人はうつ伏せで寝ます。

大腿直筋の短縮を判定する検査方法をご紹介します!3

検査をする人は検査を受ける人の足部付近を持ち、膝を曲げていきます。

大腿直筋の短縮を判定する検査方法をご紹介します!4

このとき下の写真のようにお尻が浮いてくると陽性と判定され、大腿直筋が短縮を起こしています。

大腿直筋の短縮を判定する検査方法をご紹介します!5

なぜこのような現象が起こるのでしょうか?

本来であれば膝関節を曲げられることで大腿直筋は伸びますが、短縮を起こしていると十分に伸びることができず、股関節を曲げることでなんとか代償しようとするためです。

このお尻が浮いた状態のことを「尻上がり現象」と呼びます。

なぜ大腿直筋の短縮は起こるのか?

ここまでで大腿直筋の短縮の検査方法はお分かりいただけたと思います。

しかしなぜ大腿直筋の短縮は起こってしまうのでしょうか。

その原因は大きく分けてふたつあります。

ひとつはスポーツです。

サッカーなどボールを蹴るスポーツでは、大腿直筋を強く収縮させるため、蹴る動作を繰り返して筋疲労が起こり続けると、大腿直筋は硬くなっていき短縮を起こす原因になります。

また短距離走など大腿直筋を素早く収縮させるスポーツでは、肉離れが起こることがあります。この場合、肉離れ後に適切な治療をしていないと短縮につながることもあります。

スポーツ以外で大腿直筋の短縮の原因となりやすいのは、先ほども少し触れましたが不良姿勢になっている人です。特に立っているときに腰椎の前弯が強い人は要注意です。

腰椎の前弯が強い姿勢では骨盤は前傾位になるため、自然と大腿直筋は縮んだ(短縮した)状態で固定されるようになります。

この姿勢を習慣的に続けていると、次第に大腿直筋は短縮を起こしていきます。

このように硬くなった筋肉を硬くなった筋肉をゆるめるにはストレッチが有効です。

大腿直筋のストレッチは、以前こちらのブログでご紹介しておりますので、参考にしてください。

参照)大腿四頭筋の解剖とストレッチ方法をイラストと画像でご紹介

ただし、肉離れを起こしている場合や剥離骨折がある場合には、はストレッチすると悪化する可能性があります。

何かケガや骨折がある場合には、医師にご相談の上、行うようにしましょう。

まとめ

大腿直筋の短縮の検査方法についてお伝えしてきました。

大腿直筋の属する大腿四頭筋はスポーツをしていると酷使されやすい筋肉です。

酷使されるということは、それだけケガの原因となることも多いということです。

ストレッチやマッサージなど日々のケアをしっかり行い、ケガを起こさないように注意しましょう。

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