股関節の痛みと姿勢 そのヒントは日本古来の武道や武術にあった

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古きを訪ね新しきを知る、それは股関節の治療でもいえることかも知れません。私のいう「古き」とは?

股関節の痛みと姿勢そのヒントは?

股関節のリハビリにおいて、姿勢や歩行を変えていくことは必須の条件だといえるでしょう。

ただし理学療法は東洋医学的な要素もこっそり含みながら、西洋医学として発展しているので、講習会や勉強会で話題になるのはデータがどうのこうのという話が多いのです。

もちろん現代の医療のおいてエビデンス(医療を行う上での根拠)は絶対必要ですので、それを否定するつもりはありません。

ただ日本にも古来から大切にされているものの中に、股関節や腰部、膝関節の治療に使えるもの(「使った方がいいもの」というべきか)はたくさんあります。


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参考にする身体の使い方は日本にあった

治療のヒントはmadeinjapan

そのひとつが武道。

合気道や柔道、居合道など、日本に古来から伝わる武道や武術の達人と呼ばれる人たちの姿勢からは、学ぶことがたくさんあります。

そんな武道の達人たちは大腰筋などの専門用語は知っているわけではありませんが、知らず知らずのうちに、身体の軸を作ることができます。

さらに達人クラスになると、この軸を自由に移動させたり、元に戻したり、自分の体の軸を意のままに動かすことができます。

たとえば、小柄な老人が屈強な体格の若者を投げ飛ばすシーンを、テレビで観たことがありませんか。

そのような場面では、若者が襲いかかったときに老人は体の軸をずらして若者の力を吸収し、相手の力を利用して簡単に投げ飛ばしています。

また不意な動きにも対応できる、柔軟性もあります。

歴史上の人物でいえば、肖像画に描かれている宮本武蔵からは、どんな攻撃にも対応できる柔軟性を感じまね。

参照) Wikipedia 宮本武蔵

武道や武術だけではありません。日本古来の伝統芸能である能楽師や狂言師の姿勢も一見する価値があります。

これら達人たちの姿勢は、体の軸がしっかりしていれば筋肉も最小限ですむので筋系の痛みが起こりにくいですし、エネルギーもあまり必要としないため疲れにくいのです。

これこそが目指すべき理想の姿勢でもあります。


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大切なのは身体の使い方

最近参加しているスポーツ系のトレーニングやコンディションの勉強会があります。

こちらの代表の中野崇は、武道や武術で使われている理論と西洋医学と融合させて、スポーツ選手の治療に応用させてきました。

JARTA勉強会

JARTAが関わっている選手には、格闘家の山本KID徳郁さん、サッカー日本代表なでしこJAPANの海堀あゆみさんや田中明日菜さん、大相撲の幕内力士・高安関などがいます。

一見すると格闘技やサッカー、相撲とつながりのない競技の選手なのですので、トレーニングも難しそうですよね。

JARTAのトレーニングでは、身体の鍛え方でなく、身体の使い方を主に学んでいきます。

以前からお話しているように、鍛えることが全てじゃないんです。身体をどう使えるかが重要なのです。

私もこの考え方に賛成で、JARTAの講習会に参加することにしました。

JARTAではブログやメルマガ、twitterで役立つ情報を発信していますので、もしご興味があればご覧ください。

スポーツ系の話が中心となりますので、理学療法士や作業療法士、トレーナーの方が読むとわかりやすい話が中心ですが、一般の方も参考になる話もたくさんあります。

まとめ

姿勢についてお伝えしてきました。

身体の軸を作り、負担のない姿勢を作り上げることは、股関節だけでなく腰部や膝関節に痛み抱える方にとっては必須です。

そのヒントは武道や日本古来の伝統芸能に隠されています。

もし観たことがない方は、能や狂言を一度ご覧ください。いままでとは違う見方ができると思いますよ。

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2件のコメント

  • Yamamura

    初めてコメントさせていただきます。

    数年前、先生には以前お勤めされていた某クリニックで、ACL術前リハビリで施術していただいたことがあります。某クリニック近くの神社の薪能を運営のお手伝いしております。その折はお世話になりました。

    ブログをされている話を伺ってから当時よりRSSで登録しておりました。今回の“武道や武術”の記事で「能と狂言」という言葉に反応してコメントさせていただきます。

    最近こども教室や学校でのワークショップなどで保護者や教諭と話させていただくのですが、謡もそうですが、姿勢や体幹についてよく聞かれます。背筋を伸ばすだけではないのでいかに軸をぶれずにしっかりさせるかが大切だということ。

    能や狂言でトレーニングなどができれば、鑑賞だけでなく体験もできるので身近に感じていただけるので一番いいとは思いますが難しいです。

    私自身ケガをした経験もあるので、身体の使い方にはすごく興味がありますし、今も気を付けています。

    長文失礼いたしました。

    • 股関節PT 國津秀治

      ご無沙汰しております。

      おっしゃるように背筋を伸ばすことと軸を作ることは、似ているようで別物です。

      能楽師さんや狂言師さんが知らず知らず行えている体の使い方をトレーニングとして行えれば、一般的なトレーニングとしても、また能や狂言の体験としても、有用なものになりそうですね。