どれぐらい股関節の筋肉に負担をかけて歩いているのか?

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股関節に痛みを抱える方の歩き方には特徴がありますが、その自分の歩行がどれぐらい筋肉に負担をかけてるのか、それを考えている人はほとんどいません。

歩行股関節負担どれぐらい

近年、股関節の治療において、姿勢や歩行が注目されてきています。近年と書くと語弊があるかもしませんね。見直されているというべきでしょうか。

股関節の痛みは一般的に診察時に伝えられるような「軟骨が磨り減った痛み」ではありません。軟骨には神経がなく、軟骨自体が磨り減って起こる痛みではないのです。

そのあたりは以前お伝えしましたので、わかりにくいという方は先にこちらをご覧ください。

参照) 股関節の痛みはどこからくるの?

そのときにもお伝えしましたが、股関節に痛みを出現させる原因のひとつに股関節周囲の筋肉によるものがあり、筋肉を過用したり(使いすぎ)や誤用したり(間違った使い方)することによって起こります。


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筋肉の痛みはどうやって起こるのか?

これは立ちあがるとき、立っているとき、歩いているとき、生活の中のさまざまな場面で股関節周囲の筋肉が通常よりもがんばり続けることによって起こるのです。

例えば普段からあまり運動されない方が山登りに行ったとします。おそらく翌日筋肉痛におそわれますよね。でも1週間も休めばおそわれます。

もし翌日に筋肉痛のある筋肉を山登りや違うスポーツ、仕事で酷使し続けると、コリや痛みの原因になってしまいます。

股関節周囲の筋肉と書くとわかりにくいかもしれませんが、肩こりも同じような原因といえば理解しやすいでしょう。

パソコンなどに向かい長時間不良姿勢で作業をし続けると筋肉には疲労が残りますが、1日だけなら温泉の素でも入れてゆっくりお風呂につかれば戻ります。

ただ仕事となるとそうも言ってられませんので、毎日毎日それを繰り返すわけです。

パソコン肩こり

そうすると想像できると思いますが、疲労がコリに変わってこびりついて根深く残ってしまいます。
ちょっと話はそれてしまいましたが、姿勢や歩行により筋肉は想像よりもダメージを受けています。


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歩行中の筋肉の働きを知る

では自分の歩き方はどれぐらい股関節周囲の筋肉を過度に使ったり、間違った使い方をしてダメージを与えているのでしょうか。

それを調べるには、医療系の大学や大学病院にある筋電図を用いれば簡単にできます、と言うつもりはないです。そんなことができる人は限られていますから意味がありません。ですから今日は誰でも簡易的に筋肉が使われていることを感じる方法をお伝えしましょう。

その方法とは、歩きながら筋肉を触るだけ。それだけでいいのです。

触りながら歩けば、筋肉が使われて硬くなっている感じがよくわかります。左右差を比べたり、歩く姿勢によりどう変わるのか、感じてみてください。

歩いているときに、やわらか過ぎず、硬くなり過ぎず、負担がかからないのが良い状態です。過用や誤用をしている方は明らかに逆側に比べて硬くなりすぎたり、全く働かなかったり(収縮しない)するので、使い方が良くないのがわかります。

このあたりはわかりにくい方は、理学療法士に診てもらってアドバイスをもらうといいでしょう。

実際に触って歩いてみよう

今回は痛みの原因となる2つの筋肉の触る場所をご紹介します。

中殿筋

中殿筋は股関節の外側にある筋肉です。中殿筋の詳しく知りたい方はこちらを参照してください。

参照) 殿筋(大殿筋、中殿筋、小殿筋)

股関節痛み原因治療 中殿筋5

骨模型でいうとこんな感じです。(股関節を左側からみた写真)股関節の模型全体図2

押さえる部位はいわゆる腰骨の少し下です。まず腰に手を当てて立ってみましょう。股関節の模型全体図3

そこから親指を少し下にずらしたあたりです。股関節の模型全体図4

そこを押さえながら歩いてみましょう。触れるというよりも押しこむ感じで筋肉を押さえつけてください。

まずは普通に歩いたり、少し前傾して歩いたり、お腹に力を入れて歩いたり、いろいろなバージョンを試してみましょう。

解説動画をつくりましたので、こちらを参考に必ず自分で試してみてください。そうすれば姿勢によって筋肉にかかる負担が違うことがよくわかります。

深部外旋筋

外旋六筋については、少しわかりにくいので先にこちらをご覧ください。

参照) 外旋六筋ってどんな筋肉?6つの筋肉の総称です
押さえる部位はお尻のえくぼの部分です。お尻をキュッと引き締めるとお尻にくぼみができますよね。そのくぼみの少し奥の方です。

外旋筋お尻のえくぼ

骨模型でいうとこのあたり。

外旋筋歩行おさえる部位

これもさきほどの中殿筋の場合と同じように、まずは普通に歩いてから、前傾になって歩いたり、お腹に力を入れて歩いたり、いろいろなバージョンでどう変わるのか調べてみてください。

まとめ

姿勢による歩行時の筋肉の負担の違いについてお伝えしてきました。

なぜ姿勢と歩行について考える必要があるかというと、筋肉は自分が思っている以上に、影でがんばってくれているからです。

痛みは姿勢や歩行から作られる
筋肉が過度に働いたり、間違った使い方をしていることに気づかずに放っておくと、がんばり続けた筋肉は疲労し、コリや痛みに変わっていきます。

コリや痛みを抱えた筋肉は正常に働くことができませんので、さらなる痛みを誘発したり、膝関節や腰など違う部位に負担を強いることになっていきます。

どれぐらい自分の歩き方が筋肉に負担をかけているのか、気になる方は必ずチェックしてみましょう。

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