股関節痛と姿勢 良い姿勢とはどのような姿勢か?

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良い姿勢とよくいわれますが、股関節に痛みを抱える方にとって、良い姿勢とはどのような姿勢なのでしょうか。

あなたにはわかりますか?

 

姿勢についてはこれまでに何度が述べて来ました。

それでもなお「良い姿勢」について理解されていない方が多く、間違った姿勢を良い姿勢としています。

また健康番組や雑誌で姿勢や歩き方の特集を組まれて目にする機会も多く、良い姿勢への探求は終わることはありません。

 

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つらい姿勢と楽な姿勢

治療をしているときに自主トレや注意点として姿勢を指導することがあります。たいていの方は自然な立位は不良姿勢となっていることが多いので、指導をするとこんなことを言われます。

「けっこうしんどいね。そうしたら、しんどい姿勢をすればいいってことやね?」

 

普段知らず知らずとられている姿勢とは違う姿勢を作るので、しんどいと感じることが多いようです。ですから「良い姿勢=しんどい姿勢」と思い込んでしまう方がいますが、本当にそうなのでしょうか。

 

たとえば立位で右にものすごく傾いた姿勢をするとします。そうすれば右脚でかなりふんばらないといけませんので、楽に立てるとは言いがたいでしょう。言い換えるなら『しんどい姿勢』。これは良い姿勢と言えるでしょうか。

 

この流れで読んでくるとわかると思いますが、右にものすごく傾いてどちらかの脚に大きな負担がかかるような立ち方は良い姿勢ではありません。

 

これとは逆に楽な姿勢が良い姿勢と考えている方もいます。これも間違いだということは、しっかり考えている方なら、もうおわかりでしょう。

 

立位ではないですが、例えば座位姿勢では、仙骨座りといわれる姿勢があります。

座位姿勢 仙骨座り

 

電車やバスの座席に座っている人がよくこのような姿勢をしています。楽そうに見える、おそらくこの姿勢をしている人にとっては楽だと思っている仙骨座りも、脊柱や骨盤の動きを悪くしていく可能性があり、とても良い姿勢と呼べるものではありません。

 

 

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まとめ

股関節に限らず、膝関節や腰に痛みを抱える方は姿勢や歩行について考えるのはとてお良いことだと思います。というよりも、姿勢や歩行をしっかり考えないと痛みや症状を根本的に解決することができません。

 

ただし良姿勢については十分検討することが必要で、しんどい姿勢や楽な姿勢が良姿勢というわけではありません。

このあたりはしっかり担当の理学療法士と相談し、自分がどんな姿勢なのか、またどんな姿勢にしていけばいいのか、考えていく必要があると思います。

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