股関節痛の歩行における柔軟性とは?

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歩行では地面や床面と喧嘩しない、それが鉄則です。本日は「歩行における柔軟性」というテーマでお話をします。

先に申し上げておきますが『柔軟性』とはいわゆる『ストレッチで股関節を柔らかくする』という意味ではなく、今回のテーマでは『対応力』と考えてください。

歩行時に脚を前方に振り出して、足底が地面や床面と接地するとき、ガツっとぶつかるように接するは何となく身体に負担がかかりそうですよね。

以前、その話を書いていますので、まだ読まれていない方はまずそちらをご覧ください。

参照)ガツン、ガツンと歩くと股関節を痛めます

歩行で考えるとわかりにくいかもしれませんが、日常生活にも同じようなことがあります。


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赤ちゃんや認知症との関わり方

股関節と歩行と赤ちゃん

たとえば泣き叫んでいる赤ちゃんがいるとします。なかなか泣き止まないときには、誰しもイライラしたことはあるのではないでしょうか。

そんなときこちらが大きな声で怒鳴って、

「もういい加減に泣き止みなさい!」

と言っても、余計に泣いてしまいます。

そんなときには優しく対応できれば、赤ちゃんの気持ちも幾分楽になるでしょう。

また高齢者に接する機会がある方なら、認知症の方と関わることもあると思いますが、思いがけず激しく怒り、怒鳴られることがあります。

そんなときこちらも頭に血が登って怒り口調で対応してしまうと、火に油を注ぐ結果となってしまい、事態収集できなくなります。

なぜ怒っているのか、その原因をうまく聞き出して、解決をはからなくてはなりません。

相田みつをさんの有名な詩の中に次のようなものがあります。

セトモノとセトモノと

ぶつかりっこするとすぐこわれちゃう

どっちかやわらかければだいじょうぶ

やわらかいこころを持ちましょう

引用)相田みつを「人間だもの」より

泣いたり、怒っている人に対応して、その悩みを解決しようとするときには、柔らかく柔軟に受け入れる心が必要です。

柔軟に対応する

「横綱相撲」という言葉があります。「他を寄せ付けないこと、圧倒的強いこと、すきがないこと、危なげがないこと」という意味で、一般的にも使われることがあります。

元々は「大相撲の横綱が力の差を見せつけて勝つ」ところからきたのですが、圧倒的な勝ち方でも「真正面からしっかりぶつかって相手をガッチリ受け止めて、がっぷりよつに組み合って」勝つというのが本来の横綱相撲です。

ここからはちょっとマニアックな相撲談義になりますので、相撲がわからない方は読み飛ばしてください。

現在プロレスラーとして活躍している元横綱の曙も全盛期にはものすごく強かったのですが、立ち合いから相手を突き放して押し出す形は、横綱相撲とは本来呼べません。

最近で言うなら元横綱の貴乃花がそうですね。どんな相手でも真正面からぶつかって、柔軟に対応しながら相手の良さを消しながら、寄り切りをベースにしながらも投げても勝てるという臨機応変さがありました。

ちなみに現在最強の横綱である白鵬も柔軟さはあるのですが、立ち合いで変化することが多いので、個人的には勝っても横綱相撲と呼んで欲しくないです。

話は変わりますが、先日放送された情熱大陸に、東進ハイスクールの林修先生が出演されていました。林先生とは「いまでしょ!」の人です。

放送の中でディレクターに「林先生がみてきた中で天才と呼べる学生は?」との質問に、林先生は「型がない学生」と答えていました。

天才の一歩手前の人は自分の型を持っていて、その型にはめ込む形で問題を解いていくそうです。さきほどの相撲の例でいうと、曙はこのタイプです。

天才と呼べる学生は、型を持っていない、すなわち型にこだわらないでどんな問題が出ても柔軟に対応してしまうそうです。さきほどの相撲の例でいうと貴乃花のタイプです。

柔軟に対応できることは強みなのです

歩行における柔らかさ

赤ちゃんや認知症の方、相撲、学生の話など関係なさそうないろいろな話をしてきましたが、股関節痛を抱える方の歩行でも同じことが言えます。

初めにも書きましたが、歩行で踵を接地するときに地面と喧嘩しないように歩かないと、地面も自分も傷つきます。ただし地面は柔らかく対応を変えてくれることは望めませんので、自分の歩行を変えていくしかありません。

脚を前方に振り出して踵を接地して体重を載せていくときに、どんな身体の使い方をすれば一番負担が少ないのか。それは単にゆっくり歩いたり、そろっと接地したりすることを意味しません。

股関節だけではなく、膝関節、足関節、そして体幹を含め、一番適切な歩き方を模索していく必要があります。

私は以前「歩き方がわからなくなる」の話で無意識的に歩行することが最終型だと以前お話しましたし、著書にもそう書きました。

無意識的に歩行するという中には、無意識に歩くということはもちろんのこと、痛みが強い日や、たくさん歩いたり作業をしなければならない日にも、その時々に合わせた歩行を無意識的い選択できるという意味でもあります。

「今日は痛みが強いから、こう歩くべきか、いやいや以前教えてもらったこんな方法で歩くべきか・・・」と考えていては大変ですよね。このあたりも柔軟に変更ができる方がいいですし、さらにそれを無意識的にできればなおいいです。

考えるべことは多いですが、頭で考えなくいいぐらい、良い歩行を身体に染み込ませましょう。

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