股関節の痛みには西洋医学か東洋医学、どちらが効果的?

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股関節の痛みを改善するには西洋医学か東洋医学、どちらがいいのでしょうか。

今回は西洋医学と東洋医学の違いに触れて、股関節の痛みの適応についても考えていきます。

股関節の痛みには西洋医学か東洋医学、どちらが効果的?2

患者さんのリハビリをしているとき、よくこんなことを聞かれます。

「先生、鍼は効きますか?」

私は理学療法士なので鍼を扱うことはできませんので、この質問に対しては何とも難しい立場で、「効きます」「効きません」と言い切ることはできません。

ただ理学療法士として仕事をする中で、鍼や経絡などの東洋医学的な考えはすごく重要です。

西洋医学、東洋医学の違いや、理学療法士として股関節痛に向かうときに考えていることなどを次の章にまとめてみます。


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西洋医学と東洋医学

日本には古くから薬草などの東洋医学が発達していました。そして江戸の終わりに、みなさまもご存知ように西洋医学が入ってきます。

話は少し変わりますが、数年前にTBS系で放送されていた「JIN」というドラマをご存知でしょうか。

主人公の南方仁という現代の医師が江戸末期にタイムスリップするというお話でしたが、タイムスリップした先の江戸末期では西洋医学がまだ普及していないので、最初は訝しく見られていましたね。

西洋医学とは簡単にいうと、現代の病院で行われている医学のことです。(※一部の病院や診療所では東洋医学を行っているところもあります)

たとえば「胃が痛むなら、胃痛を抑える薬を飲む」など、起こっている症状を診てなんとかする、対症療法的な考えが強いです

でも胃痛の原因はストレスだとしたら、胃薬を飲み続けてストレスを減らさない限りは胃痛は治らないわけで・・・。

ここに対症療法の弱点があります。

一方、東洋医学では起こっている現象を総合的に判断し、人間が持っている自然治癒力を使って症状を改善していきます

漢方薬を飲まれたことがある方は分かると思いますが、漢方薬ってあまり即効性はないんですよね。

飲み続けることで体質が改善して、症状が改善することは期待できます。

ただし、外傷性のケガや脳卒中など、急ぎで治療することが必要なケガや病気には東洋医学は向いていません。

だって、いま目の前で治療しないと助からないかもしれないのに、「長い時間かけて治療する」なんて悠長なこと言うてられませんから。

このように西洋医学と東洋医学にも一長一短があります。

理学療法は西洋医学?それとも東洋医学?

では理学療法士が行う理学療法は西洋医学なのでしょうか、それとも東洋医学なのでしょうか。

そう聞かれると、答えは西洋医学となります。(股関節疾患が扱われる整形外科は西洋医学です)

ただし、ここに少し付け加えたいのですが、実際には理学療法士が理学療法を行うときの頭の中は西洋医学的な考えと、東洋医学的な考えが混ざり合っています

どういうことかというと、たとえば股関節に痛みを抱えている患者さんのリハビリをするときに、理学療法士は股関節だけのリハビリをするわけではありません。

こちらのブログを読んでいる方ならご理解できると思いますが、股関節の痛みの原因となるものを考えていきます。

たとえば姿勢や歩き方が原因なのか、それとも足関節や膝関節が原因なのか、股関節を傷つける原因を考えていきます。

対象部位だけを診て対症療法を行っているわけではないので、全身で起こっている現象を総合的に判断していることになります。

この考え方は私個人のもので、正しいかどうかは正直分かりません。

理学療法士の学術大会などで発表されているのはほとんど西洋医学的なことなので、もしかしたら「理学療法は科学だから東洋医学の要素なんて入ってない」と言い張る人がいるかもしれません。

それはそれでいいと思います。

ただ私たちが患者さんに触れる手の中で感じるもの、それって全て数字化したりデータ化できるものでもないんですよねぇ。

そういう意味では理学療法の全てを西洋医学的に捉える必要もなく、東洋医学的な診方、考え方があった方が、柔軟性もあっていいのかなと私は思います。

まとめ

西洋医学と東洋医学の違い、そして理学療法について考えてきました。

最近東洋医学に触れることも多いのですが、西洋医学で治せない痛みや体調不良を改善するヒントが東洋医学で見つかる場合もあります。

西洋医学、東洋医学のどちらがいいとか悪いとか、そんなことはどうでもいいです。

医療従事者は、患者さんがよくなるために最善のものを提供する、それだけを考えればいいのでしょう。

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