障害受容の過程に必要なもの

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股関節に限らず、自分の障害をどう受け入れていくのか、それは非常にデリケートな問題です。

障害受容の過程に必要なもの

股関節の疾患には生まれつき何らかの問題を抱えている先天性疾患(先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全、発育性股関節形成不全など)や小児期に出現する疾患(ペルテス病、単純股関節炎など)成長する中で姿勢や歩行、スポーツ歴、職業、他疾患などに由来する後天性疾患(FAI、股関節唇損傷、変形性股関節症、特発性大腿骨頭壊死など)などがあります。

疾患に軽いとか重いとかそんな区別はなく、ご自身に上記のような疾患があると分かれば誰だってショックを受けるでしょう。


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障害受容の過程

何か病気になったとき、その病気や障害と向き合うことは簡単なことではありません。

長年日本のリハビリテーション医学に多大なる貢献をされた上田敏先生は、障害受容の段階をショック期、否認期、混乱期、解決への努力期、受容期の5つの段階に分けておられます。

それぞれの段階で当人や家族の反応は変わってきますので、それに応じて対応する必要があります。

たとえば、生まれた我が子に先天性股関節脱臼があることが分かったら当然ショックを受けますよね。

ショックを受けながらも、「いやいや、実は違うんじゃない?うちの子に限ってそんなことはない」と、疾患や障害を受け入れられない時期があります。

そうしているうちに、疾患や障害を理解してくるのですが、心のどこかで受け入れたくないので、混乱してしまうのです。

ただ時間が経過したり、いろんな人のご意見を聴く中で、前向きに解決に向けた努力を始め、そして疾患や障害を受容していきます。

ざっと書くとこんな感じですが、もちろん全ての人がこの通りに行くわけではありません。受容できずに苦しみ続ける方もいらっしゃいます。


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障害を受け入れるには知識と覚悟が必要

実は私の親友も、障害を受け入れるのに苦労しました。

その親友の子どもに、心臓の病気があることが分かったのは産後2日後のことでした。最初はショックで現実を直視できず、パニックになったり、朝起きたときには「あれは夢だったんじゃないか」と毎日思ったそうです。

ただ時間が経つと現実を直視しないわけにもいかず、徐々に気持ちの整理をつけていきました。

後から聞いた話ですが、障害を受容するために一番役立ったことは知識(正しい医療情報)だったそうです。

障害受容の過程に必要なもの2

ご自身のお子様のことですから、「自分の子どもは大丈夫」と前向きに捉えたい部分もあるでしょう。ただその親友はしっかりと現実と向き合いました。

自然に治る可能性、手術の可能性、合併症など、自分で調べたり担当医に聞いたりしてクリアにしていきました。

現実を知るって良い部分もありますが、辛いことも多いです。ただ親友はそこから逃げずに、しっかりと向き合いました。

そうすると心にかかっていたモヤが晴れ渡っていく感じがして、最終的には「いまその子のためにやるべきことをやろう」という結論に至ったそうです。

決して楽観視できる状況ではないかもしれません。ただ全てを知った上で、自分たちがやれることをすると覚悟を決めました。

この話を聞いて、心から応援したいと思いました。

まとめ

障害受容の過程において、私が必要と思うことについてお伝えしていきました。

疾患や障害を受け入れるには、時間が解決してくれるわけではなく、相当の努力が必要です。

そして努力は正しい知識や情報を仕入れ、自分の中でしっかり納得するために使われるべきです。

「大丈夫、大丈夫」と楽観視するのが悪いとは言いませんが、医療の正しい知識に基いて、全ての可能性を知っておく必要はあると思います。

障害受容でお悩みの方の参考になれば幸いです。

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