靴のインソールや補高はおすすめできない場合がある

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以前から何度か取り上げている靴のインソール(中敷き)や補高は、積極的におすすめできない場合があります。その理由とは?

靴のインソールや補高はおすすめできない場合がある

股関節や膝関節の痛みや疾患で病院を受診すると、インソールを作ったり、靴の底に補高することをすすめたりすることがあります。

インソールや補高は足部の形状を補正したり、脚の長さを補うものとして、日常的によく使われるものです。

ただしインソールや補高は、足部の機能を改善したり、脚を伸ばすものではありませんので、それを使うことによるデメリットも当然発生します。


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さらなる補高はするべきか

先日ある方から補高についてご質問が届きましたのでご紹介します。

※プライバシー保護のため、一部文章を加筆・修正させていただいております。

題名:脚の長さが違ってきて

性別:女性

年齢:60代

診断名:変形性股関節症

メッセージ本文:
お忙しい中 よろしくお願いいたします。

先天性臼蓋不全で生まれたそうです。(両親及び私本人にも自覚なく運動神経抜群で陸上100mスプリンターとして活躍もしておりました)

おかしいと感じ始めたの40は代頃。社交ダンスが上達しないことや、足が前に出にくくなったことを、最初は持病の腰(腰椎椎間板ヘルニア)のせいだと思っていました。

50代になり横断歩道で立ち往生することがあり、町医者で先天性臼蓋不全で年齢と共に負荷がかかり変形性股関節症(両下肢)になったと言われました。

現在手術を勧められています。障害者手帳現在4級でありますが、更新したら3級ほどに悪化状態となります。

若ければ手術も考えたと思うのですが、今年で60歳です。

よく「あなたの痛みは10のうちどれくらいですか?」と質問されるのですが、3から4程度です。良く寝て 良く食べて座っていれば痛みはありません(むくみは気になりますが・・・)

そこでご質問があります。

脚の長さに差がありすぎて右脚を3センチ高くしております。(2年前)

しかし現在はもっと差が出来たような(歩きにくい、からだがねじれる)感じがするため、病院はもう少し高いのを作り直しましょうと言われます。そういう問題なのでしょうか?

いろんなストレッチを試みるのですが、やればやるほど痛みがひどくなりめげてしまいます。

「痛みがあるときは安静」と言われますが変形性股関節の人は始終動かせば痛いわけで、この意味もわかりません。

先生のお話の中で、「横隔膜が股関節に関係ある・・・」を読んで、これはスゴイと感じました。

最近背中ぎっくり(?)を連発してやってしまい息もできないほど苦しい思いもしましたし、靴下を履くときなど無理して前屈したら横隔膜がつってしまいます。

やはりこの変に原因があるのではと感じましたが、横隔膜と足の長さも関係あるのでしょうか?

以上 よろしくお願い致します。

60歳代の女性から質問です。

学生時代には運動神経抜群で、短距離走の選手だったようですね。お聞きするだけで、かなり活動的だったことは伝わってきました。

ご質問の件ですが、

脚の長さに差がありすぎて右脚を3センチ高くしております。(2年前)しかし現在はもっと差が出来たような(歩きにくい、からだがねじれる)病院はもう少し高いのを作り直しましょうと言いますが、そういう問題なのでしょうか?

私は自書にも書きましたが、こちらの方がおっしゃるように「長さが足りなければ補高をすればいい」というわけではないと考えます。

そのあたりは以前ブログでご紹介しておりますので、まだご覧になっていないのであればそちらを先にご覧ください。

参照) 脚長差からくる痛みにインソール(中敷き)や補高の効果はない!?

結局靴を高くしても家の中では無意味ですし、それに合わせた歩き方をしなければ、変な身体の使い方になってしまいます。

高くするよりも、それに合わせた動きを身に付けるべきです。

いろんなストレッチを試みるのですがやればやるほど痛みがひどくなりめげてしまいます。「痛みがあるときは安静」と言われますが変形性股関節の人は始終動かせば痛いわけで、この意味もわかりません。

そうですね。医療従事者はそう言ってしまいます。

痛みがあるときには、「筋トレや運動など必要以上の運動を避けて下さい」という意味でしょうか。

靴下を履くときなど 無理して前屈したら横隔膜がつってしまうし、やはりこの変に原因があるのではと感じました。横隔膜と足の長さも関係あるのでしょうか?

脚長差の直接的な原因は骨であったり、関節であったりします。

ですから直接は関係ないと言えますが、もうひとつ重要なこととして
他の部位が変形したり、短縮したりして、短縮せざるを得ない状況を生み出すこともあります。(見かけ上の脚長差)

そういうものには、おそらく横隔膜の短縮なども関係していると思いますので、結論的には「直接的ではないが関係している」と思います。

以上のご回答を申し上げたところ、後日お返事がありました。

さっそくにありがとうございます。

先生の文章すべてに目を通さずにの質問で失礼致しました。じっくり読ませていただきます

あとひとつだけ不思議に思っていることがあります。

私のような病気の最後はどうなるんでしょうか?

他の文で読んだのですが、変形性の場合は現在進行中という意味で進行が終われば痛みもなくなると言われていました。

痛みがなくなるということは別に完治とは思いませんが、その変形しきった状態が最終段階ということなのでしょうか?そういう患者さんを見たことはありますか?

どうしても意味がわかりません。

私の場合は左手に杖を使用し、杖なしでは歩けませんが、痛みはなくなるけど歩けなくなると言う意味なのでしょうか。

末路が気になります。お暇な時で結構です。

横隔膜と呼吸法、ここがポイントのような・・・、私の直観ですが頑張ります。

基本的には多くの患者さんは、痛みが強くなってくると最終的には手術をされます。

股関節の手術が欧米に比べて少ないと言われている日本でも、毎年2万人以上の方が人工股関節置換術の手術をされています。

もちろん手術は最終手段ですし、基本的には除痛が目的なので、痛みがそれほどひどくないのであれば手術はしなくてもいいでしょう。

ただ年齢は関係ないですよ。90歳でも心臓が元気なら手術をしますので。

保存でもしっかり維持できる方もいらっしゃいますよ。姿勢、歩行、やはりこの2つが大事だと思います。

前向きにがんばれる人は、症状ともリンクしますので、がんばって欲しいですね。

まとめ

靴のインソールや補高はおすすめできない場合について、事例を交えてお伝えしてきました。

インソールや補高は大事ですが、姿勢や補高を見直すことはもっと大事です。

最後にこちらの方から届いた御礼をご紹介して、今回の記事を締めたいと思います。

ありがとうございます。

あれから、ずーーっとブログを読ませていただいております

「先生はどこに店舗を構えて施術をしていらっしゃるのか?」と思っていたのですが、ブログ内を駆けずり回りようやく見つけました。

ブログでこれだけ親切に、そしてまたメールでもこまやかな対応に頭が下がる思いです。

今後もよりいっそうのご活躍を念じております。

私の場合はこれくらいの痛みですから手術はしません。

横隔膜のストレッチ続けてみます。さっきキッチンに歩いてゆくとき
、なんとなく上半身が骨盤に載ったようで脚がすーっと前に出ました。

姿勢も勉強させていただきます。本当にありがとうございました。

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