股関節のCRPSの原因とリハビリは?

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股関節の治療中にCRPSが起こる?はい、その可能性はもちろんあります。ただしその診断や治療には注意が必要です。

股関節のCRPSの原因とリハビリは?1

CRPS(複合性局所疼痛症候群)をご存知ですか?以前はRSD(反射性交感神経性ジストロフィー)と言われていました症状です。

CRPSとは、
Complex
Regional
Pain
Syndrome
の頭文字をとったものです。

Complexはなんとなくイメージできますかね。「複合の、複雑な」という意味です。

次にRegionalは「局所性」とか「地方の」「領域の」と意味で、Painは「痛み」、Syndromeは「症候群」ですね。

ですから直訳すると、「複雑な局所性の痛み症候群」ということになります。

これじゃなんのこっちゃ分かりにくいので、わかりやすく言い換えると、「いろんな原因で局所に異常な痛みがでる症状」ということです。

CRPSの仕組みなどについては、分かりやすく解説してくださっているサイトがあったので、そちらをご覧ください。

参照) 古東整形外科・内科 「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」

こちらのサイトに事例で紹介されていますが、臨床的には足部や手部周辺の骨折や手術に絡んで発生することが多いですが、股関節や膝関節、肩関節などの大きな関節にも起こる可能性はあります。

治療は病期や症状に合わせて、薬物療法、理学療法・作業療法、物理療法、交感神経ブロック、交感神経切除術などが行われます。

また精神的に不安定になる方もいらっしゃるので、精神面への介入も必要になる場合もあります。

理学療法ではスポーツ選手が行うようなハードなリハビリというよりも、マイルドの可動域やリラクセーションなどを進めていきながら、医師やご本人に確認しながら適切な形で荷重も進めていきます。

この「適切な」というんが難しく、痛くて荷重を控えすぎてもダメだし、あまりガツガツ体重をかけていくのも痛みを助長させてりしますので、そこが医師、理学療法士の腕の見せ所となるでしょうか。


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CRPS??

以前こちらのブログに、股関節のCRPSについてご質問が届きましたのでご紹介します。

題名:cpo術後の傷みについて

性別:女性

年齢:30代

診断名:臼蓋形成不全

メッセージ本文:
はじめまして。2年前に左脚、1年前に右脚をcpoで手術をしました。

術後歩くことはだいぶ楽になったのですが、深く曲げる時(爪切り、靴下をはく等)や子供の抱っこ、ずっと同じ姿勢でいると傷みがあります。

レントゲンや、MRIも撮りましたが特に異常はないそうです。

一応別な股関節専門医というところを見つけたのでそちらに行ってみたところ、

「手術はとても上手にできている。MRIでもそんなに異常はみられない。ただ、

少しかばいすぎて骨がもろくなり始めているから痛くても良く動かして。あなたは痛くないはずなのに痛いっていうCRPSという症状だね。ネットとかで検索すると出てくるから見てみて。」

との診断でした。

調べてみるとなんだかとても難しく、大変そうな症状なのですが何かいいアドバイスがあればお願いします。

今回は左右ともにCPO(寛骨臼回転移動術)の手術をされた方からのご質問です。CPOにしろ、人工股関節置換術にしろ、痛みが手術後まで続く方もいます。

ただその痛みの原因はたくさんありますので、一概にいえない部分もあります。長く続くからCRPSというわけではありません。

今回のお話で言うといくつか疑うべきところがあります。

>深く曲げる時(爪切り、靴下をはく等)や子供の抱っこ、ずっと同じ姿勢でいると傷み

「深く曲げる」と痛みがあるようですが、この状態からであれば股関節唇損傷も疑われます。

MRIも行っていますし専門医に診てもらっていますので、股関節唇損傷かどうかははっきりしていると思いますが。

それと気になるのは、同じ姿勢、深く曲げる、抱っこ、この3つは全て痛みを出すきっかけとしては別物です。

別物ということは原因が別にあるか、先生のおっしゃるように、複雑な痛みを出すCRPSなのかもしれません。ただCRPSのときにでる痛みの特徴とは少し違うような気もするのですが・・・。

術後にそれほど脚をかばっていたのか、それも気になるところです。

>痛くても良く動かして

ここも疑問です。よく動かすという表現は適切ではなく、適度に適切な運動をするということです。

あともう1つ付け加えるなら、CRPSでは激しい痛みが長く続くため、患者さんは精神的に不安定になることがあります。

ですから治療はすごくデリケートに行われるべきものですが、そんなとき「ネットとかで検索すると出てくる」って言い放つのもどうかなと。

CRPSでは医療従事者とより一層の信頼関係が重要なのです。

結論として、こちらのお話を聞いて思ったことは、本当にCRPSなのか私なら原因をはっきりさせます。その上でCRPSであるなら、その治療を行うべきでしょう。

まとめ

股関節のCRPSについて考えてきました。

先ほどご質問いただいた方から後日お返事をいただきまして、ご自身も調べれば調べるほどCRPSとは違うような気がするとおっしゃっていました。

CRPSの原因や症状、成り立ちはすごくすごく複雑なのです。しかも先ほどから書いていますように、非常にデリケートに治療は進められるべきです。

ですから医師としっかり信頼関係を構築して、一緒に治療を進めるようにしましょう。

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