ゴムと重りだけでのリハビリでいいの?

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多くの病院でなされるリハビリテーションは、ゴムとおもり渡されて「5分後に来ますので、これを10回×3セットやっといてください」と言われるだけ。

みなさんは経験したことありませんか?

どこの病院でも行われているこのリハビリですが、これってかなり問題だと思うんです。

大きな病院では、急性期といって次から次へと患者さんが運ばれてきて、多くの患者さんを担当することになります。

もちろん急性期の病院では退院も早いですから、言い方は悪いですが、患者さんの移り変わる流れも早いわけです。


そのためにシステム化したリハビリを提供しようとするわけですが、実際には効果的ではないこともあります。

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個別でのリハビリが必要です

すごく重い症状の方がいて、すごく時間をかけてリハビリをしないといけないときに、他の人にかける手がどうしても少なくなってしまいます。

「あの人は自分でできるから」とか、「自分でできるリハビリを増やしてもらおう」ということで、ゴムやおもりを渡してひたすら自主トレをしてもらうことになります。

もちろんゴムやおもりでリハビリをすることが悪いのではなく、その人、その人の症状にそったリハビリを提供できているのか、そこがちょっと疑問なわけです。

大きな病院ではクリニカルパスといって、ある手術をすると、1日目にはこれをして、2日目にはこれをして・・・、とやることがだいたい決まってるんです。

なので、どの方も規格にはめ込んでしまって、これやっといて、あれやっといて、となってしまうことになります。

理学療法士だからできること、理学療法士にしかできないことを提供するのが仕事なのに、予め決まりきったメニューに沿ってゴムやおもりを渡すしかできないなら、理学療法士の看板は降ろさないと。

このあたりも、理学療法士の制度上、病院が単位至上主義に陥ってる影響も大きいとは思いますが、理学療法士のspecialityを発揮することは必ず必要と思います。

追伸:

前回のブログで足拍子のことを書いたのですが、患者さんがそれを読まれていて来院されたときに、直にコメントを下さりました。

しかもこの患者さん伝統のある能の家の出で、ご本人さんも以前は能をされていたようです。

足拍子のことから話は発展し、重心や丹田まで話題は広がりました。重心や丹田の話は、理学療法士と能楽師に共通するテーマです。その方がおじいさんから口うるさく言われたことは、重心が腹部の深層に位置している状態を保つことだそうです。

これを重心に置き換えたら、そのまま運動学の話ができそうです。

丹田、すなわち気の中心は腹の奥深くにあって、腹を割って話すというように、腹に心があったのですね。(いまなら胸が痛むなのでしょうが・・。)

能の奥深さに少し触れることができました。Aさん、ありがとうございます。

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