脛骨と腓骨の解剖をイラストで分かりやすく解説します

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脛骨と腓骨って聞いたことがありますか?あまり聞きなれないかもしれませんが、脛骨は超がつくほど有名な骨なのです。

今回は脛骨と腓骨を解剖図を用いてご紹介します。

脛骨と腓骨の解剖をイラストを用いて分かりやすく解説します

今回も股関節とは少し離れますが、脚の下腿にある骨の解剖の解説です。

下腿というのは膝から下で足首までを言います。

下腿にはどんな骨があるのでしょうか、またなぜ超がつくほど有名なのでしょうか。

医療従事者になるのであれば覚えることはたくさんあるのですが、みなさんは医療従事者になるわけではありません。

ですから、脛骨と腓骨について「これだけは絶対に覚えておいて!」というポイントだけ以下でお伝えします。


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脛骨と腓骨の解剖

まずは概要からご紹介しましょう。

脛骨と腓骨の概要

骨盤から下の骨はこんな感じになっています。

脛骨と腓骨の解剖を図を用いて分かりやすく解説します1

そして膝関節から下をアップにしてみましょう。

脛骨と腓骨の解剖を図を用いて分かりやすく解説します4

2本の骨が見えますが、これが脛骨(このイラストでいうと太い方、実際には内側)と腓骨(細い方、外側)です。

脛骨は膝関節に近い部分を近位端(きんいたん)、真ん中部分を骨幹部(こっかんぶ)、足首に近い部分を遠位端(えんいたん)と呼びます。

2枚目のイラストをもう一度見て欲しいのですが、膝関節と関係しているのは脛骨だけです。逆に足関節とは脛骨、腓骨ともに関係しています。

あと脛骨と腓骨はどのように繋がっているかというと、私が解剖学を習った渡辺正仁先生の著書にはこう書かれています。

脛骨と腓骨は,上端(近位端)では滑膜性連結である脛腓関節で連結し,骨幹部では線維性連結に属する下腿骨幹膜で連結し,下端(遠位端)ではこれも線維性連結に属す脛腓靭帯結合によって連結している.全体にこれらの連結は固く、わずかな動きしかない.

引用)理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のための解剖学

難しい表現なので最後の一文だけ覚えてください。腓骨と脛骨間はあまり動かなかいってことです。

概要はこんな感じなんですけど、なぜ先ほど「脛骨は超がつく有名」とお伝えしたのかというと、脛骨は別の表現でみなさんご存知だからです。

それは弁慶の泣き所です。

弁慶の泣き所とは?

誰でもすねをぶつけて泣いたことはあるでしょう。

この「すね」は漢字では脛と書きます。つまり脛骨は「すねの骨」という意味です。

ご自身で触ってみれば分かりますが、すねの前面は骨の尖っている感じがよく分かると思います。

下腿の前面には、脛骨を覆うように筋肉がついていません。(※下腿の前面に筋肉がないわけではありません)

ですからどこかにこの部分をぶつけると、筋肉が守ってくれないので骨を直撃します。

これがいわゆる弁慶の泣き所と呼ばれる部分になります。

ちなみに空手など格闘技をしている人は、ビール瓶や硬い棒で弁慶の泣き所を叩いて、骨を無理矢理強くします。

だって弁慶でも泣くと言われている泣き所があると弱点になりますから、格闘家たちは鍛えておく必要があるんですね。

脛骨と腓骨のポイント

まずこちらのイラストをご覧ください。

脛骨と腓骨の解剖図イラスト

脛骨と腓骨で覚えて欲しいのは黄色の丸がついている4つの部位です。

脛骨粗面

お皿(膝蓋骨)の下にあるやや平らな部位です。

なぜ脛骨粗面が大事かというと、大腿四頭筋は膝蓋靭帯を介して脛骨粗面に停止するからです。

ちなみに脚気を診るため検査(病院では大腿四頭筋の深部腱反射のテスト)は、膝蓋骨と脛骨粗面の間にある膝蓋靭帯を叩いて大腿四頭筋の反応を反応を診ています。

腓骨頭

これはかなりマイナーですが、膝関節のやや下の外側にある骨の出っ張りですね。

人の身体でいうとこのあたりにぽこっと触れます。

脛骨と腓骨の解剖をイラストを用いて分かりやすく解説します8

内果

これは言い換えると分かりやすいです。内くるぶしのことです。

外果

これも言い換えると分かりやすいです。外くるぶしのことですね。

内果と外果付近は事故や転落、スポーツでの接触で骨折しやすい部分です。脚をぐねったり、溝にはまった人も折れたりします。

最近、腓骨の外果骨折がよく新聞にでていたのを覚えていますか。

先日まで行われいたサッカー女子ワールドカップで、なでしこの安藤梢選手がグループリーグの1試合目でキーパーと接触して骨折しましたね。

その後、手術して決勝戦に合流したという感動的な話がありましたが、安藤梢選手が骨折して手術したのは外果です。

まとめ

脛骨と腓骨の解剖についてお伝えしてきました。

脛骨という骨は知らなくても、弁慶の泣き所として誰でも脛骨を知っています。

内果と外果のところでもお伝えしましたが、脛骨と腓骨は骨折しやすい部分でもありますので、覚えておくと損はないでしょう。

特に解剖で上げた部位はしっかり覚えておいてくださいね。

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