股関節や腰痛治療時に重要な役割をする仙腸関節の解剖 

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仙腸関節という関節をご存知ですか。

あまり聞き慣れない関節ですが、股関節や骨盤の動きには欠かせない関節です。

仙腸関節という関節が骨盤にあります。股関節や膝関節のようにたくさん動く関節ではありません。

ほとんど動かない関節ですが、股関節や骨盤の動きには大切な役割をするので、かなり重要な関節です。


なぜ重要なのか?

それは仙腸関節が股関節と腰部の橋渡しをするからです。

今回は仙腸関節の解剖を一緒にみていきましょう。


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仙腸関節の解剖

まずはイラストでご覧ください。

股関節痛み原因治療 仙腸関節12

骨盤の後ろにある隙間の関節で、その名の通り、仙骨と腸骨の間にある関節で、関節面は不規則な形をしています。

関節の形状は平面関節で、互いの関節面がずれることによって動きます。多軸性に分類されます。

この仙腸関節はたくさんの靭帯でしばられていて、数mmしか動かないって言われていまが、女性が妊娠、出産するときには、いつもより緩んで大きく動く場合もあります。

股関節痛み原因治療 仙腸関節3

でもこの“ 数mm ” がとても大事なんです

股関節・骨盤・腰椎の運動連鎖

肩でも首でも、痛みの原因はここからくるから、ここをまず治療しようって言うてる手技もあるぐらいです。(全部がそうではないと思いますが・・・)

股関節と骨盤、腰椎という関係を考えると、股関節の動きは腰椎に影響を与えますし、腰椎の動きは股関節に影響を与えます。

このとき仙腸関節がとても大切な働きをします。

たとえば仰向けに寝た状態で股関節を屈曲すると、最初は股関節だけが動きますが、途中から骨盤の後傾が加わってきます。さらに股関節を屈曲させると、今度は腰椎の後弯が出現します。

大腿骨から骨盤へ、骨盤から腰椎へ、運動が連鎖していくのです。また大腿骨から骨盤への運動連鎖は股関節を介して行われ、骨盤から腰椎への運動連鎖は仙腸関節を介して行われます。

言わば橋渡しの役割。

股関節・骨盤・腰椎の運動連鎖1

このような運動連鎖が通常行われるのですが、股関節や仙腸関節などに問題があると、うまく連鎖して動くことができません。

運動の連鎖ができないと、立ち上がりや歩行時に股関節と骨盤、腰椎が調和のとれた運動ができず、どこかに負担がかかる動作を強いられ、痛みを作り出す原因となります。

また仙腸関節は随意的に単独で動かすことはできません。股関節の動きや腰椎の動きに合わせて動きます。

股関節の動きが止まればそれを腰椎に取り次いで腰椎が動き出しますし、逆もしかりです。受動的な関節なんです。

まとめ

仙腸関節の解剖についてご紹介してきました。

仙腸関節の動き自体は本当に小さい関節ですが、本当に重要な役割をします。

特に仙腸関節の橋渡しがうまくできないと、スムーズな動きができなくなり、痛みを誘発する場合もあります。

仙腸関節は見えないところで、しっかり働いてくれている大切な関節なのです。

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