股関節に関節可動域の低下があるならシャワーチェアを使おう

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入浴はもっと快適になる!

今回は股関節の可動域低下を抱える方の入力時に、おすすめのシャワーチェアについて詳しくご紹介します。

股関節に関節可動域の低下があるならシャワーチェアを使おう

人工股関節置換術を受けたり、転倒による大腿骨頚部骨折の手術を受けたりすると、股関節の可動域が低下することがあります。

特に股関節の屈曲可動域が低下し、深く曲げられなくなった方、曲げると痛いという方も多いのではないでしょうか。

深く曲げられなかったり、曲げたときに痛みがあったりすると、日常生活に支障をきたすことがあるのですが、よくあるのが低い椅子に座りにくかったり、立ち上がりにくかったりすることです。

日常生活でいうと、入浴の洗体時に使う椅子に座りにくんですよねぇ。

そこで今回は、人工股関節置換術や大腿骨頚部骨折の術後で、股関節の可動域が低下し入浴に座る椅子が使いにくい方のために、立ち座りの負担が軽減できるシャワーチェアについてご紹介します。


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特定福祉用具とは?

シャワーチェアの説明をする前に特定福祉用具について簡単にご説明しておきます。

特定福祉用具とは介護保険サービスのひとつで、特定福祉用具が1割で購入できるというサービスです。

介護保険の認定を受けている方が、特定の項目の商品を、認定を受けている業者から購入して申請をすると、購入金額の9割が返金されます。

限度額は同一年度内に10万円までですが、同じ項目の商品を同年度内に2回購入することはできません。ただし例外的に購入した福祉用具が壊れてしまった場合は別です。

特定福祉用具で購入対象となっているのは、以下に挙げるような清潔なことが必要で使い回すことができない物品です。

  • 腰掛け便座
  • 特殊尿器(自動排泄)
  • 入浴補助用具(入浴用いす、浴槽用手すり、浴槽内いす、入浴用介助ベルトなど)
  • 簡易浴槽
  • 移動用リフトのつり具部分

この項目のうち、3つめの入浴用いすにシャワーチェアが含まれます。


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どうやって購入するの?

最近ではホームセンターでも売っていますが、指定業者の認定を受けているホームセンターでないと1割負担で購入できないため、確認が必要です。

購入するにあたって一番簡単な方法は、担当のケアマネージャーに相談することです。

ケアマネージャーにお風呂で困っていて、シャワーチェアが必要なことを伝えてください。

業者さんとシャワーチェアの種類を相談して商品が決まったら、業者さんが申請を代行してくれますので、必要な書類を記入するだけで購入できます。

介護保険の認定を受けておられない方は市販されていますので、近くのホームセンターで探すか、通販で購入すればいいでしょう。

一般的なお風呂用椅子のデメリット

みなさんがお風呂に入って体を洗う、お風呂の椅子に腰かけますよね。(少数派ですが椅子を使わずにバスマットの上に座る方もいます)

一般的なお風呂の椅子は低いものが多く、だいたい30cmくらいです。

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ちなみに温泉や銭湯で使う椅子はもっと低くて、25cm程度しかありません。

この高さの椅子に腰掛けると、股関節は写真のように自然と深い角度に曲がってしまいます。

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人工股関節置換術を受けたり、大腿骨頚部骨折折で手術をされたりすると、手術の経過や方式にもよりますが、股関節を深く曲げる動作が苦手な方も多いです。(避けた方がよい方もいます)

退院後、何気なしにいままで座っていたお風呂の椅子に座ると、股関節へ過度な負担が掛かる恐れがあります。

また椅子の高さは、座ったときに負担になるだけでなく、立ち上がりやすさにも直結します。

パイプ椅子など、一般的な椅子の座面の高さは40cm程度です。トイレの様式便器はそれと同等か、2cm程度高くなっています。

椅子の高さがそれより低いと、立ち上がる際に余計に力が必要になります。

人によっては手すりなど、持つところがないと立ち上がりが不安定となり、転倒の危険性が高くなります。

ただでさえ、浴室は濡れているので転倒しやすくなっています。できるだけ転倒予防対策はしておく方がよいでしょう。

シャワーチェアのメリット

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シャワーチェアには3つのメリットがあると考えています。

高さが調節できる

ほとんどのシャワーチェアが足の部分の長さを変えることができ、自分の股関節が無理なく曲がる角度、自分が立ち上がりしやすい高さに変えることができます。

もちろん座面が高ければ高い方が良いというわけではありません。

あまり高くし過ぎると不安定感が増しますし、風呂の鏡に自分の顔が映らなくなってしまうので適度な高さに調節することが必要です。

種類が豊富

インターネットで検索すれば分かりますが、シャワーチェアは種類が豊富です。

肘掛けが付いているもの、背もたれがあるもの、コンパクトに折り畳めるものなど様々な種類があり、自宅のお風呂の環境、身体状況に合わせて適したものを選ぶことができます。

選び方は、基本的にはコンパクトなもので「肘掛けなし」「背もたれなし」のシンプルなものが一番使いやすいです。

なぜなら、背もたれや肘かけが付くと、身体や背中を洗う時に邪魔になるからです。

座位が安定しない方、転倒の危険性がある方は、「肘掛けあり」「背もたれ付き」を選んだ方がいいでしょう。

肘掛けはだいたい背もたれが付いている商品に付いています。

肘掛けがあると、立ち上がる際に支持できるため、立ち上がりにくい方に適しています。

最近は便利な商品が発売されていて、肘掛けが跳ね上げ式のものや、座面が回転して方向転換できるものもあります。

風呂の椅子は同居されている家族さんも使用するかもしれませんので、それを考慮して選びましょう。(浴室が広ければ置くスペースがあるので家族さんの椅子は別でもいいと思います)

滑りにくい

普通の家庭のお風呂で使われている椅子や、銭湯の椅子って結構簡単に動きますよね。

銭湯の椅子は人が使うときでも、掃除をするときでも、動きやすくなかったら使いにくいですが、福祉用具として使うのであればあまり動かない方がいいです。

シャワーチェアは足元が滑りにくい素材でできているため、立ち上がり時にも大きく動くことはありません。

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まとめ

シャワーチェアについて詳しくご紹介してきました。

福祉用具を導入するだけで、快適に過ごせるようになる可能性もあります。

身体の負担を減らして、快適に、そして安全に過ごせるように、様々な道具や制度を利用していきましょう。

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